「縁は異なもの味なもの」の意味(出典・類義語・英語)
【ことわざ】
縁は異なもの味なもの
【読み方】
えんはいなものあじなもの
【意味】
男女の縁は不思議でおもしろいものであるということ。
意外なところで縁が生まれたり、思いもよらぬ形でつながったりするんやな。これは、人間関係の面白さや予想外さを教えてくれる言葉やな。
「江戸いろはかるた」の中の「ゑ」です。
発音が似ている事が原因ですね。
仏教用語でもあり、巡り合わせという意味です。
【類義語】
・縁は味なもの
・縁は知れぬもの
・合縁奇縁
・出雲の神の縁結び
毎年神無月(10月)になると日本中の神様が出雲に集まって、男女の縁を結ぶと信じられています。
【英語】
・Marriages are made in heaven.(縁結びは天国でなされる)
・Marriage is a lottery.(結婚はくじのようなもの)
「縁は異なもの味なもの」の解説
「縁は異なもの味なもの」っていうことわざはね、男女の関係って、いつどこでどうなるか全く予測できない、とっても不思議で面白いものっていう意味だよ。
例えばね、ひょんなことから出会った人が、思いもよらず大切な人になったり、または、ずっと仲良しだった友達が突然、好きになってしまったり。そういう、予想もしない形で男女の関係が始まることを表しているんだ。
「縁」っていうのは、人と人とのつながりや関係を指す言葉で、「異なもの味なもの」っていうのは、予測不能で面白おかしい、という意味なんだよ。だから、「縁は異なもの味なもの」っていうのは、男女の関係って、予想もしないような出来事から始まることがあって、それがとても不思議で面白いっていうことを表しているんだよね。
「縁は異なもの味なもの」の使い方
「縁は異なもの味なもの」の例文
- 縁は異なもの味なものとは良く言ったもので、女性に縁がないと思っていた後輩が、10年ぶりに再会した高校時代の同級生と意気投合して交際を始めたらしい。
- 高価なプレゼントを贈っても女性に振り向いてもらえなかった僕だったけど、あるクリスマスの夜、駅の改札口でPASMOも財布もなくして困っていた女性に切符を買ってあげた。彼女に切符を渡すとき「メリークリスマス」と言って。縁は異なもの味なものと言うけど、それが縁で彼女と結婚した。
- 無口過ぎで誰も声を聴いたことがない彼と、おしゃべり大好きな彼女が結婚するなんて、本当に縁は異なもの味なものね。
「縁は異なもの味なもの」の文学作品などの用例
どうです。わたしも一人、あなたも一人でしょう。縁は異なものッて云う事もあるじゃありませんか。あの朝一ッしよに炊出しをたべたのが、不思議な縁だつたという気がしませんか。(永井荷風のにぎり飯より)