「蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず
【読み方】
がまはにちやなけどもひとこれをきかず
【意味】
おしゃべりな人は軽んじられるということ。
「蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず」という言葉は、たとえばカエルがずっと鳴いていても、人々がその鳴き声を重視しないように、おしゃべりすぎる人は人々にあまり重視されない、という意味があるんだよ。
そうか、要するに、ずっと鳴いてるカエルのように、ずっとおしゃべりしてる人は、あんまり真剣に聞かれへんってことやな。
おしゃべり過ぎると、人々はあんまりその言葉を信じんくなるんやな。ちょっとは静かにして、大事なことだけ言った方がええってことや。
【出典】
「墨子」
【語源・由来】
ひきがえるは日夜やかましく鳴くが、それを聞いて楽しむ者はいない意から。
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「蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず」の解説
カンタン!解説
「蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず」という言葉、これはちょっと深い意味があるんだよ。
まず、「蝦蟆」ってのはカエルのことを指しているんだ。カエルって、日がな一日、けっこう大きな声で鳴くことがあるよね。でも、それがどれだけ大きな声で鳴いても、人々はあまり気にしないで通り過ぎることが多いんだ。
このことわざは、それを例えに使って、ずっとおしゃべりしてるけど、内容があまり重要でない、もしくは興味深くない人の話は、人々にはあまり注目されず、軽んじられがちだと伝えているんだ。
要するに、言葉だけでなく、内容や意味が大切ってことを教えてくれる言葉なんだ。ただおしゃべりしているだけでは、他の人からはあまり評価されない、ということを示しているんだよね。
「蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず」の使い方
あの人たちはいつも立ち話をしているね。
よく話題が尽きないわよね。
蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かずって言うけど、ああいう大人は騒々しいのもあって尊敬できないな。
立ち話は近所迷惑って気が付いてほしいわねえ。
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「蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず」の例文
- 人を楽しませようと思っているのかもしれないけど、蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かずだからおしゃべりが過ぎるのは良くないよ。
- 蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず、沈黙は金だよ。
- ペチャクチャとよくしゃべる。口から生まれてきたかのようなやつは、蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かずといって軽んじられる。
- 公共の場で大声でしゃべり倒す人は蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かずで不快だ。
- 蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かずというから、口数が少ない方がいい。