「雁は八百、矢は三本」の意味(語源由来)
【ことわざ】
雁は八百、矢は三本
【読み方】
がんははっぴゃく、やはさんぼん
【意味】
獲物はたくさんあるのに、獲る手段が少なくて困ること。獲物が多くてどれを獲るべきか迷うこと。転じて、迷いを振り切り物事をやろうとすること。
- たくさんのチャンスや機会が目の前に広がっているのに、それを捕らえるための手段や方法が限られている時の例えだよ。そして、そんな中で「これとあれと、どれを選ぼうか?」と迷ったり、思い切って挑戦する気持ちになったときに使われることもある。
- また、この言葉は少ない投資や労力で大きな利益や成功を得ることを指す時にも使われるんだ。
でも、しっかり狙えば大きな収穫があるかも。チャンスとリスク、両方がある表現やね。
【語源・由来】
八百羽もいる雁を射落とすのに三本の矢しかない意から。
「雁は八百、矢は三本」の解説
「雁は八百、矢は三本」という言葉は、面白い比喩が使われている表現だね。
この言葉の背景を思い浮かべてみると、たくさんの雁が飛んでいるのに、矢がたったの三本しかない、という状況が描かれているんだ。
この表現には2つの意味があるよ。
1つ目の意味は、目の前にたくさんのチャンスや選択肢があるのに、それを手に入れるための手段や方法が限られていることを指しているんだ。
これは、例えば、たくさんの良い仕事のオファーがあるけど、自分には選べる時間や資格が限られている、というような状況に使われることがあるよ。
また、これだけたくさんの選択肢があると、どれを選ぶべきか迷ってしまう、という意味でも使われることがある。さらに、何かを決断する時に、「一か八か、やってみよう!」という勇気を持って挑戦する時にも使われるんだ。
2つ目の意味は、わずかな元手や資源で、大きな利益や成功を得ることを言っているよ。たとえば、少しのお金や時間を投資して、大きな収益を上げたり、予想以上の良い結果を得るような時に、この言葉を使って表現することができるんだ。
要するに、「雁は八百、矢は三本」とは、限られた手段やリソースの中で最善の選択をしなければならない状況、または少ないリソースで大きな成果を得ることを示す言葉なんだよ。
「雁は八百、矢は三本」の使い方
「雁は八百、矢は三本」の例文
- 迷うと失敗する。受験に迷いは禁物だから、雁は八百、矢は三本で迷いを振り切る。
- 魅力的な学校がたくさんあるが受験日が重なり、雁は八百、矢は三本のように受けることができる学校は限られる。
- 雁は八百、矢は三本みたいにどれにするか迷っていると、その間に逃げられる可能性がある。
- 獲る手段が少なくてもゼロではない。それを手に入れたいなら雁は八百、矢は三本のように迷いを振り切り思い切ってやってみるといい。
- 雁は八百、矢は三本で手段が少ないと失敗した時のことを考え迷ってしまうが、ターゲットは無数にあるのだから迷わず行動してみるといい。思うよりも簡単に手に入る。