「群して党せず」の意味(出典)
【ことわざ】
群して党せず
【読み方】
ぐんしてとうせず
【意味】
広く交流しても、利のために党派をつくることはしないということ。
「群して党せず」という言葉は、多くの人々と交流することがあっても、自分の利益のために特定のグループや党派を作ろうとはしない、という意味を持っているんだよ。
ほんまやな。つまり、たくさんの人と関わっても、自分の都合だけで特定のグループを作ったりせんってことやね。
みんなと平等に関わろうとする心の広さを示してるわけや。利益だけを追い求めて、ズルいことするんじゃなく、ちゃんと公平に接することが大事やな。
【出典】
「論語」
孔子が君子の態度について述べたことば。
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「群して党せず」の解説
カンタン!解説
「群して党せず」っていう言葉は、たくさんの人と仲良くするけど、自分の利益のために仲間を作ったり、グループを作ったりすることはしないという意味だよ。
この言葉、昔の賢い人、孔子が言ったんだ。彼は、君子と呼ばれる立派な人の態度として、たくさんの人と交流を持つのはいいことだけど、自分の利益だけを考えて仲間やグループを作るのはよくないって教えていたんだ。
例えばね、学校のクラスで、宿題を共有するグループを作ったり、試験の情報を交換するためだけのグループを作るのは、この「群して党せず」の考え方に反してるんだ。
要するに、たくさんの人と関わるのはいいけど、自分の利益だけのために仲間を作るのは良くないよ、ということをこの言葉は伝えているんだね。人との関わり方について、真剣に考えさせてくれる大切な教えだよ。
「群して党せず」の使い方
群して党せずというのに、政治家は利のために徒党を組むね。
利益の前に人間は愚かさをさらけ出すわよね。
政治家にすり寄っていれば何かしらおこぼれにあずかることができるしね。
群蟻腥羶に付くよね。
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「群して党せず」の例文
- 政治資金集めのパーティーを開催するのは、群して党せずに反する気がする。
- 大人になると群して党せずが難しく、利益のない付き合いはしなくなる。
- 群して党せずというから、親しくするのはいいが利益供与はいけない。
- 君子たるもの群して党せずで、利益抜きの付き合いをする。
- 群して党せずというから表面的に付き合う。