「堯の子堯ならず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
堯の子堯ならず
【読み方】
ぎょうのこぎょうならず
【意味】
親が立派でも子供が立派とは限らないということ。
なるほどな。親がすごい人でも、子どもが必ずしもその道を継ぐわけやないんやな。それぞれの人が、それぞれの道を選ぶし、違う才能を持ってることもあるわけや。
親子やけど、一緒にされることないってことを教えてくれるわけやな。ありがたい教えやなぁ。
【語源・由来】
賢帝であった尭の子が必ずしも父親のように賢くなかったという意から。
【類義語】
・堯舜の子に聖人なし
・賢が子賢ならず
・大家後無し
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「堯の子堯ならず」の解説
カンタン!解説
「堯の子堯ならず」という言葉は、たとえば、親がすごく賢い人でも、その子どもが同じように賢いとは限らないよ、っていう意味だよ。
「堯」っていうのは、昔々の中国に実在したすごく賢くて素晴らしい王さまの名前なんだ。この堯王さまは、自分の子どもに王の地位を引き継がせる代わりに、もっと賢いと思う人、名前を「舜」という人に、その地位を譲ったんだよ。
だから、この言葉は、たとえ自分の子どもであっても、親と同じようにすごいとは限らないと教えてくれるんだね。親子だからって、同じような才能や性格を持っているとは言えないんだよ。
「堯の子堯ならず」の使い方
日本は世襲制が多いね。
堯の子堯ならずといって、遺伝子を引き継いでいても別人格よね。小さいころから親の背中を見ているからと言って、同じような経営者や政治家になるとは限らないわ。
人の上に立つにふさわしい人間かどうかで判断してほしいね。
血筋で決める時代じゃないわね。
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「堯の子堯ならず」の例文
- 両親が医者でも堯の子堯ならずといい、頭脳明晰とは限らない。
- クローンじゃないので、堯の子堯ならずは当然のことだ。
- 堯の子堯ならずだから、自分の子供だからできると決めつめるのは良くない。
- 野球選手の子が全員野球選手になれるわけではない。堯の子堯ならずだ。
- 二世俳優は、親のコネをつかってある程度売れることはできるが、堯の子堯ならずで親を超えることはあまりない。
つまり、子どもは親の能力や資質をそのまま引き継ぐわけではない、ということを教えているんだ。