「錦上花を添う」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
錦上花を添う
【読み方】
きんじょうはなをそう
【意味】
美しい物にさらに美しい物を加えること。良いことやめでたいことが重なること。
もともとのものがすごくええのに、さらにプラスアルファを足して、もっと素晴らしいものにするってわけやね。ちょっと贅沢な気分やな。
【出典】
「王安石」の「即事」
【語源・由来】
美しい錦の上に、さらに美しい花を飾る意から。
「錦上花を添う」の解説
「錦上花を添う」という言葉は、既に美しいものや価値のあるものにさらに素晴らしいものを加える、という意味で使われることわざなんだよ。
このフレーズの背景には、王安石の「即事」という詩がある。王安石は中国の宋時代の有名な詩人・政治家で、彼の詩や文章には深い意味や美しい表現がたくさん含まれているんだ。
「錦」とは、カラフルで綺麗な模様がある布のことを指していて、それ自体ですでに美しいんだ。それに「花」、つまり美しい花を添えるというイメージから、何かがもう完璧に見えるものや状況にさらに良いものや要素を追加する、という意味で使われているんだよ。
このことわざは、すでに良い状況や物に、さらに良いことが加わった時や、何かがさらに際立って美しくなった時に使われることが多いんだね。
「錦上花を添う」の使い方
「錦上花を添う」の例文
- 彼が結婚し、しかも新婦のお腹に赤ちゃんがいるとは錦上花を添うだな。
- 昇進と受賞が重なり、まさに錦上花を添うでこの世の春だ。
- 宝石店の記者会見では、大抵芸能人が数億円の宝石を身に着け、錦上花を添うような姿を披露する。
- 美しい桜をライトアップして錦上花を添う。
- めでたいことが重なり、錦上花を添うこの状況に笑いが止まらない。
美しいものをさらに引き立てるように、または良い状況をさらに良くするような状態を表しているんだよ。