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【昨日の敵は今日の友】の意味と使い方や例文

昨日の敵は今日の友

「昨日の敵は今日の友」の意味

意味【ことわざ】
昨日の敵は今日の友

【読み方】
きのうのてきはきょうのとも

【意味】
昨日は敵どうしでも今日は友だちの間柄になることがあるように、人間関係がうつろいやすいものであることをいうたとえ。

ことわざ博士
「昨日の敵は今日の友」ということわざは、昨日まで対立していた人や団体が、状況や事情の変化によって今日は協力関係や友情を築くことがある、ということを示しているんだよ。
助手ねこ
ほぉ、それは面白いわ。つまり、今はケンカしてる人や仲が良くない人と、明日は仲良くなったり、協力しあうこともあるってことやな。

人の心や状況はいつも変わっていくもんやから、絶対にこの人とはうまくいかない、って決めつけへん方がええんやな。変わることの面白さや、人との関係の大切さを、このことわざが教えてくれてるんやろ。

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「昨日の敵は今日の友」の解説

カンタン!解説
解説

「昨日の敵は今日の友」っていうことわざはね、昨日までは敵対してた人や困難な状況でも、時が経つと、その人たちや状況と友だちになったり、味方同士になったりすることを言っているんだよ。

たとえば、昔は仲が悪かった人と、あるきっかけで友達になるっていうのもこれに当てはまるね。また、ビジネスの世界だと、競争相手だった企業と後で提携して一緒に新しいプロジェクトを進めたりすることもあるよ。

このことわざのポイントは、人との関係や状況は変わりやすいってこと。だから、一時的なトラブルや対立に振り回されず、柔軟に考えて行動することが大切だっていう教えが含まれているんだよね。

「昨日の敵は今日の友」の使い方

健太
今、空手部で仲が良い彼は、この学校に進学する前は、違う学校同士だったから、ライバルだったんだ。
ともこ
へえ。昨日の敵は今日の友ね。仲が良くても、今でも競い合っているの?
健太
そうだよ。敵同士だった時よりも、今の方が、お互いに刺激になっているような気がするよ。
ともこ
いい関係になってよかったわね。
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「昨日の敵は今日の友」の例文

例文
  1. 私は、敵のチームを応援している自分にびっくりしている、昨日の敵が今日の友になっているなんて誰が想像しただろう。
  2. 昨日の敵は今日の友、我が国は、昨日まで敵国だったその国と同盟を結ぶことになった。
  3. 権力を得るためには、敵と手を結ぶことも辞さない、昨日の敵は今日の友だ。
  4. 共通の敵があらわれたことで、ともこちゃんと僕は、いがみ合っていたことを忘れ、昨日の敵は今日の友のように仲良くなった。
  5. 昨日の敵は今日の友というように、僕と彼との間には、あれほどわだかまりがあったのに、いつの間にか消えてしまった。

「昨日の敵は今日の友」の文学作品などの用例

日本の戦争は武士道の戦争だなどと考えると大きな間違いで、日本の戦史は権謀術数の戦史である。同盟だの神明に誓つた血判などと紙の上の約束が三文の値打もなく踏みにじられ、昨日の味方は今日の敵、そうかと思ふと昨日の敵は今日の味方で、共通する利害をめぐってただ無限のごとく離合する。(坂口安吾の家康より)

「昨日の敵は今日の友」を英語で言うと?

英語のことわざ

「昨日の敵は今日の友」の英語表現をご紹介します。

※英語の声:音読さん

Today’s enemies can be your friends tomorrow.

  • 直訳:今日の敵は、明日の友になることがある。
  • 意味:人の心や運命がうつろいやすく、あてにならないものである。
  • 用語:enemy:敵
「Today’s friends can be tomorrow’s enemies.」という対義語もある。

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