「兵は猶火のごとし」の意味(出典)
【ことわざ】
兵は猶火のごとし
【読み方】
へいはなおひのごとし
【意味】
戦争は火と同じで、使い方次第で自分自身を害することになるということ。
武力行使した時は、早めに収拾しないと自分を滅ぼすことになるという戒め。
そうやな。つまり、「戦争は早めに止めんと大変なことになる」ってことや。火事みたいに一度広がりだしたら止めるのが難しくなるし、後で大きな被害が残るんや。この比喩は、戦争の怖さや取り返しのつかない結果を強調してるわけや。
早めに対処して、悲惨な結果を防ぐことの大切さを教えてくれてる言葉やね。
【出典】
「春秋左氏伝」
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「兵は猶火のごとし」の解説
カンタン!解説
「兵は猶火のごとし」という表現は、戦争が火のように制御が難しいものであることを表しているんだ。これは、火が小さいうちに消し止めなければ、大きく広がってしまい手に負えなくなるという性質と、戦争もまた同様に、一旦始まると拡大しやすく制御が難しくなるという点で似ていることを指摘しているんだよ。
この比喩は、戦争の拡大を防ぐためには早期に介入して解決策を見つけることの重要性を示している。また、火事と同じように、戦争もまた深刻な破壊をもたらし、その傷跡が長く残るという点で類似しているんだ。たとえ戦争が終わった後も、その影響は人々の生活や社会に長い間残り続けることが多い。
この表現を使うことで、戦争の予防や早期終結の重要性を強調し、また、一度始まった戦争がどれほど広がりやすく、制御しにくいものであるかを理解することができるよ。これは、国際関係や平和維持活動においても非常に重要な教訓とされているんだね。
「兵は猶火のごとし」の使い方
この間のサッカー部のトラブル、もう聞いた?
ちょっと聞いたよ。部員同士の衝突で、もうすごいことになってるらしいね。
兵は猶火のごとしって言うけど、すぐに解決しないと大きな問題になりそうだね。
確かにそうね。火が広がる前に消すのが一番だもの。サッカー部の問題も早めに何とかしないと、もっと大きなトラブルに発展するかもしれないね。
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「兵は猶火のごとし」の例文
- 戦争は兵は猶火のごとしであり、一度始まれば制御不能な災厄となる可能性がある。
- 政治的な緊張が高まると、兵は猶火のごとしのように広がり、大規模な衝突に発展する恐れがある。
- 歴史は兵は猶火のごとしを示し、戦争が一度始まると、容易に終わらせることができないことを教えている。
- 平和を維持するためには、兵は猶火のごとしの危険性を理解し、争いを早めに解決する努力が必要です。
- 戦争の後の傷跡は兵は猶火のごとしであり、社会に長期間影響を与える可能性があります。
この言葉は、戦争の破壊的な性質と、一度始まればコントロールが難しくなることを警告しているんだ。また、火事と同様に戦争も長い間その傷跡を残すという点でも類似しているんだよ。