「下手の考え休むに似たり」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
下手の考え休むに似たり
【読み方】
へたのかんがえやすむににたり
【意味】
よい知恵もないのにいくら考えても、時間がたつばかりで何の効果もない。
考えることがいつも効果あるわけやない、特に経験や腕前が足りひん時はな。
【語源・由来】
碁や将棋で、下手な人の長考は何の効果もないことから。
【類義語】
・下手な思案は休むに同じ
・下手の考え休むに如かず
【対義語】
・下手の考え休むに如かず
【英語訳】
・Mickle fails that fools think.
・It’s hard to tell a poor thinker from a sleeping one
・They to whom only bad ideas come might as well be asleep
・Poor thinking is futile
・Inadequate ideas are worse than none at all
「下手の考え休むに如かず」は、「下手な人が何かを考えるよりも休んだ方が良い」「休むに越した事はない」という意味で、このことわざの類義語とするか対義語とするか、解釈が分かれています。
「下手の考え休むに似たり」の解説
「下手の考え休むに似たり」ということわざは、主に碁や将棋などのゲームで使われる言葉で、下手なプレイヤーがいくら長く考えてもその時間が無駄になることが多い、という意味だよ。この表現は、下手なプレイヤーの長考が結局は何の役にも立たないということを、少し皮肉っぽく言っているんだ。
このことわざは、ただ長く考えればいいというものではなく、どれだけ効果的に考えるかが重要であると教えてくれているよ。特に碁や将棋のような戦略的なゲームでは、考え方に深みがないと、長時間考えても結果が出ないことがあるんだ。
例えば、将棋の初心者がプロの選手に挑戦して、一手一手を非常に慎重に考えたとしても、その考えが戦略的でなければ、結局はプロの選手の経験や技術には遠く及ばないだろうね。この言葉は、効率的かつ戦略的に考えることの重要性を示しているとも言えるよ。
「下手の考え休むに似たり」の使い方
「下手の考え休むに似たり」の例文
- 下手の考え休むに似たりというのだから、そうずっと考え込む前に行動を起こしてみてはどうかね。
- 下手の考え休むに似たりと言われたが、もう少し考えさせて欲しい。
- 下手の考え休むに似たりという言葉通り、彼は長考の間なんとか気持ちを立て直していた。
- 下手の考え休むに似たりと言われ、頭に来た僕はすぐ攻撃した。
長考しても無駄であり、休んでいるのと変わらないと揶揄されることを表しているんだ。