「韋編三度絶つ」の意味(出典)
【ことわざ】
韋編三度絶つ
【読み方】
いへんみたびたつ
【意味】
書物の綴じ糸が幾度も切れるくらい、繰り返し熟読すること。
「韋編三度絶つ」とは、何度も熱心に書物を読むという意味を持つ古い言葉だよ。
「韋編三度絶つ」っていうのは、ずっと熱心に何回も本を読むことを指すんや。
これは、学びに対する情熱や、絶えず努力を続けることの大切さを表してるんやな。
【出典】
「史記」孔子世家。「韋編」は竹の札を革ひもで綴じた古代中国の書物のこと。孔子は「易経」を好み、何度も繰り返し読んだために、綴じひもが三度も切れたという故事から。
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「韋編三度絶つ」の解説
カンタン!解説
「韋編三度絶つ」または「韋編三絶」という言葉は、中国の古代の故事に由来していて、何度も何度も繰り返し本を読む、つまり勉強を一生懸命にすることを表す言葉なんだよ。
この言葉の背後には、「史記」の中の「孔子世家」という章で語られる孔子の話があるんだ。孔子は中国の偉大な学者で、道徳や倫理についての教えが今でも引き継がれているよね。その孔子が、「易」という書を繰り返し読んだとき、彼が使っていた本の綴じ糸が三度も切れてしまったという話があるんだ。
だから、「韋編三度絶つ」という言葉は、「本を何度も読んで、熱心に勉強すること」を表しているんだ。たとえば、テストでいい点を取りたいから、教科書を何度も読み返して勉強するようなことを指すんだよね。それが「韋編三度絶つ」の意味なんだよ。
「韋編三度絶つ」の使い方
健太くん。夏目漱石は読んだことがある?
意外に思うかもしれないけれども、僕は夏目漱石のこころが一番好きだよ。
へえ。確かに意外だわ。そんなに明言するくらいだから、韋編三度絶つくらいに読んだの?
韋編三度絶つどころか、ぼろぼろになって、三回買い替えたくらい愛読しているんだよ。
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「韋編三度絶つ」の例文
- この本は古臭い内容の書物と思われているようだが、韋編三度絶つ、読めば読むほど味わい深い内容だから一度試してみると良いよ。
- この本は表紙が取れてテープで補強してあるが、韋編三度絶つ、それくらい繰り返し読んだものなんだ。
- この絵本は、韋編三度絶つというように、字が読めない頃から本当にたくさん繰り返して読んだから、ボロボロなのである。
- この本は、難解だから、韋編三度絶つくらいに、何度も繰り返して読まないと理解できないんだ。
- この辞書は、私の一番の愛読書なので、韋編三度絶つというくらい読んだから、そろそろ買い替えないといけない。