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【いぶし銀】の意味と使い方や例文(慣用句)

いぶし銀

「いぶし銀」の意味

意味

【慣用句】
いぶし銀

【読み方】
いぶしぎん

【意味】
いぶして表面の光沢を消した銀の色から、渋くて値打ちがあるもの。

ことわざ博士
「いぶし銀」という表現は、一見派手さはないけれど、その深みや味わいで人を惹きつけるものや人を指すんだ。

静かながらも確かな魅力を持つことを表現しているんだよ。

助手ねこ
つまり、「派手でないけど、じっくりと味わい深い魅力があるもの」ってことやな。一見地味に見えても、その中に深い魅力が詰まってるんやな。

これは、時間を経ても色あせず、ずっと人を引きつけるような存在に対して使う言葉やな。

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「いぶし銀」の解説

カンタン!解説
解説

「いぶし銀」っていう表現は、文字通り「いぶした銀」から来ているんだよ。この表現は、いつもピカピカに輝いている銀とは違って、いぶした銀のように渋くて深い輝きがある人を指すんだ。

具体的にはね、銀は化学反応によって表面が硫黄銀で覆われ、その色が黄色から黒色に変わっていくんだよ。これは時間をかけてじっくりと進むから、その風味や色合いはとても魅力的だよ。そのため、あえていぶしてこの風味を引き出すこともあるんだ。

それで、この銀の特性から、「いぶし銀」っていう表現が生まれたんだ。それは、一見するとあまり目立たないけど、よく見るとその渋さや深みに魅力を感じる人を指すようになったんだね。だから、「いぶし銀」と言われる人は、見た目よりも内面の魅力が評価されていると言えるよ。

「いぶし銀」の使い方

ともこ
健太くん。文化祭の劇を見たわよ。
健太
本当?面白かった?
ともこ
ええ。健太くんが演じた村の入り口に立つ木Aがとてもいい動きをしていたわ。いぶし銀の演技で、劇をしっかりまとめる役をしていたと思うわ。
健太
本当?あのアドリブの数々を分かってくれるなんて、さすがともこちゃんだね。
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「いぶし銀」の例文

例文
  1. 彼は、攻撃面では一番バッターであることが多く、小技を得意としたいぶし銀の活躍を見せ、バントの名手として知られた。
  2. おじいちゃんは、昔、俳優をしていたんだけど、映画やテレビドラマで主にいぶし銀として活躍していたんだ。
  3. かつては、世界の舞台で活躍する日本人の三十代の選手は少なかったことから、彼は、いぶし銀と称されたのだ。
  4. いぶし銀の貫録をたたえた老犬が、前方からのっそり歩いてきた。
  5. 彼は、主役になったことは無いが、わき役としていぶし銀の演技で多くの人を魅了し愛されていた。