「生簀の鯉」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
生簀の鯉
「生簀に躍る魚」「生簀の魚」ともいう。
【読み方】いけすのこい
【意味】
自由を束縛されていること。また、やがて死ぬ運命にあること。
「生簀」は、捕らえた魚を生かして飼う場所。
「生簀の鯉」ということわざは、自由が制限され、どんなに頑張っても逃げ出せない状況を表しているんだよ。また、避けられない運命が待ち受けているという意味もあるんだ。
ほんまにな、つまり「自由が奪われて、逃げられない状況」やな。運命がせまってきて、どこにも逃げられへん感じやな。
生簀(いけす)に入った鯉は、結局おわったもん勝ちやしな。ほんまに、自由があることの大切さを思い知らされる言葉やな。
【語源・由来】
生簀の鯉は逃げることができず料理されるのを待つのみであることから。
【類義語】
・屠所の羊
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「生簀の鯉」の解説
カンタン!解説
「生簀の鯉」っていうことわざは、自由がきかなくて、動きが制限されている状況、あるいは、避けられない運命が待ち構えていることを表しているんだよ。
生簀(いけす)っていうのは、魚を生きたまま保管するための池や箱のことを言うんだ。鯉はそこに閉じ込められて、どこにも行けなくなっちゃうんだよね。それが「自由を束縛されていること」のたとえなんだ。
また、生簀に入れられた鯉は、最終的には人間に食べられる運命が待っている。それが「死が待ち受けている運命」のたとえになるんだ。
だから、「生簀の鯉」っていうことわざを使うと、自由が制限されている、あるいは逃れられない運命が待っているような状況を表すことができるんだよ。
「生簀の鯉」の使い方
証拠を押さえられている僕は生簀の鯉だよ。
悪いことはできないものね。
バレないと思ったんだけどな。
防犯カメラや携帯電話のカメラ機能があって、世の中監視の目だらけだと思った方が良いわよ。
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「生簀の鯉」の例文
- 捕虜にされた僕は生簀の鯉だ。もう故郷の空は見れないのだろうか。
- 校則でがんじがらめにされ、かつ内申点で脅されている状態の生徒は生簀の鯉だ。
- 容疑者は全方位警察に包囲され、生簀の鯉となった。
- 生簀の鯉とあきらめていたが、九死に一生を得た。
- 拘束された僕は生簀の鯉で、死刑宣告された囚人の気持ちだ。