「一匹の鯨に七浦賑わう」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
一匹の鯨に七浦賑わう
【読み方】
いっぴきのくじらにななうらにぎわう
【意味】
獲物が大きいとその恩恵を受ける者は多くなる。
つまり、大きな成功や大きな収入が、たくさんの人々に利益をもたらす状況を表してるわけや。これを現代のビジネスに例えるなら、大きなビジネスチャンスが成功した時に、その利益が多くの関係者や地域社会にもたらされるといった感じかな。
【語源・由来】
一頭の鯨を捕獲すると多くの漁村が潤う意から。
【類義語】
・鯨一本捕れば七里浮かぶ
・鯨を突き当つれば七郷浮かぶ
・鯨一つ捕れば七浦潤う
「一匹の鯨に七浦賑わう」の解説
「一匹の鯨に七浦賑わう」っていうことわざはね、大きな成功や恩恵があれば、それによってたくさんの人が利益を得る、っていうことを教えてくれるんだよ。
たとえばね、昔の日本では鯨漁が盛んで、一匹の鯨が捕まると、それは大きな獲物だから、それに関わる多くの人々がその恩恵を受けることができたんだ。つまり、漁師だけでなく、魚を売る人や、鯨肉を料理する人、さらにはそのお店で食事をする人たちまで、みんながその利益を享受することができたんだよ。
「七浦」っていうのは、漁村や海辺の町を表していて、多くの人々がその恩恵を受けることを象徴しているんだ。
だから、「一匹の鯨に七浦賑わう」っていうことわざは、「大きな成功や利益は、それに関わるたくさんの人々にも恩恵をもたらす」ということを教えてくれているんだよ。例えば、ビッグプロジェクトが成功した時には、そのプロジェクトに関わる多くの人々がその成果を享受できる、っていうことさ。
「一匹の鯨に七浦賑わう」の使い方
「一匹の鯨に七浦賑わう」の例文
- 一匹の鯨に七浦賑わうといい、昔の人は鯨に感謝する気持ちを込めてこの言葉を言った。
- 大きな国を攻め落とせば、一匹の鯨に七浦賑わう。
- 得るものが大きければ大きいほど、一匹の鯨に七浦賑わうのようにこの国は潤う。
- 彼の頭脳をねらう国は多い。彼が持つ知識や技術は、一匹の鯨に七浦賑わうといえるものだ。
- シシ神様のような巨大なイノシシを捕らえ、農作物の被害はなくなり肉は食事となり、一匹の鯨に七浦賑わうとなった。