「入るを量りて出ずるを為す」の意味(出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
入るを量りて出ずるを為す
【読み方】
いるをはかりていずるをなす
【意味】
収入額をきちんと把握して、それに見合う支出をしなさいというたとえ。
もし1000円しかないのに、2000円のものを買おうとしたら、それは無理やろ。だから、自分が何をどれだけ買えるのかを理解する前に、まず自分の持ってる金額を知らなアカン。これは、お金の管理の大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「礼記」王制
【類義語】
・入るを量りて出ずるを制す(いるをはかりていずるをせいす)
【英語訳】
Govern your mouth according to your purse.
One ought to make the expense according to the income.
Spend as you get.
「入るを量りて出ずるを為す」の解説
「入るを量りて出ずるを為す」っていうことわざは、自分がもらうお小遣いや収入をきちんと計算して、その範囲内で使うお金を考えるっていう意味だよ。
具体的に言うと、例えば、お小遣いが1ヶ月に1000円だったら、それをどう使うかを事前に考えて、高いおもちゃを買うためには何ヶ月分貯めないといけないか、アイスクリームを何個買えるかなど、ちゃんと計算して使うんだよ。つまり、どれだけお金があるかを確認してから、その範囲内でお金を使うということを示しているんだ。
このことわざは、自分のお金を上手に管理する大切さを教えてくれるんだよね。無計画にお金を使ってしまうと、必要な時にお金がないなんてこともあるから、この教えをちゃんと覚えておこうね。
「入るを量りて出ずるを為す」の使い方
「入るを量りて出ずるを為す」の例文
- 兄はいつもお金が足りなくなったと母に泣きつく。入るを量りて出ずるを為すということをしないからだ。
- 就職が決まったのだからこれからは、入るを量りて出ずるを為すということをしっかりしなくてはいけないよ。
- 妹は欲しい物があるとすぐに買っては、お金が足りないと言っている。入るを量りて出ずるを為すことができていない。
- 父は気に入るゴルフクラブを見つけるとすぐに買ってしまうけれど、入るを量りて出ずるを為すということをもっと考えて欲しいと母に言われている。
- 弟は幼い頃から、入るを量りて出ずるを為すことを心がけてお小遣い帳をつけている。
まとめ
欲しい物があったり、お金があるとすぐに使ってしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし働いて収入を得るということは、とても大変なことですね。
入るを量りて出ずるを為すというように、収入額を考えて計画的にお金を使って暮らすことを心がけたいものですね。