「色男金と力はなかりけり」の意味(語源由来)
【ことわざ】
色男金と力はなかりけり
【読み方】
いろおとこかねとちからはなかりけり
【意味】
女に好かれるような美男子には、とかく金と腕力がない意。
見た目だけで人を判断するんじゃなくて、その人がどんな能力を持っているのか、または持ってないのかも考えるべきやな。これは、人を見るときに内面も大事やと教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
美男子をからかった川柳が由来。
「色男金と力はなかりけり」の解説
「外堀を埋める」っていうことわざは、大きな目標を達成するためには、まずはその周りにある小さな問題から解決していくことを意味するんだよ。
たとえば、お部屋の大掃除をするとき、いきなり大きな家具の掃除を始めるのではなく、まずは小物を片付けたり、ゴミを捨てたり、というように、小さなことから始めるんだよね。それが「外堀を埋める」っていうことだよ。
「外堀」っていうのは、城の周りに掘られた堀のことを言うんだ。城を守るためには、まずこの外堀を埋めてしまうことが大切だったんだよ。それと同じように、大きな目標を達成するためには、まずは小さな問題から解決していくことが大切なんだよ。
「色男金と力はなかりけり」の使い方
「色男金と力はなかりけり」の例文
- 色男金と力はなかりけりというように、彼はお金に縁がないようでいつも困っている。
- 姉は結婚するなら美男子がいいと話しているが、恋人はいつも色男金と力はなかりけりという具合でみんなに心配されている。
- 彼は女性にとても人気がある。しかしなかなか結婚しないのは、色男金と力はなかりけりりということらしい。
- 色男金と力はなかりけりというけれど、それでも父と結婚したかったのよと母は話している。
- 彼は、色男金と力はなかりけりという言葉がふさわしく、稼ぎも少なく腕っぷしも弱いが、街を歩くだけで女性が集まってくる。
「色男金と力はなかりけり」の文学作品などの用例
「色男、金と力はなかりけりと、昔から相場は決まっているが、岡っ引きの色男なんぞはどうもいけねえ。おれ達の商売はやっぱりかたき役に限るな」と、半七は笑った。(岡本綺堂の半七捕物帳より)
まとめ
色男というと、どのような男性を思い浮かべるでしょうか。
目鼻立ちのはっきりした人や、たくましい体の人でしょうか。
人の好みによりさまざまではないでしょうか。また、時代によっても色男の定義は変わりますね。
しかし、いつの時代でも女性に好かれる男性は、羨ましく思われてからかわれるものかもしれませんね。