「一銭を笑う者は一銭に泣く」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
一銭を笑う者は一銭に泣く
【読み方】
いっせんをわらうものはいっせんになく
【意味】
どんなにわずかな金額でも、お金は大事にしなければいけないということ。
少しのお金だからと雑に扱っていると、いつかわずかなお金に泣くことになるという戒め。
そうか、つまり、「ちっぽけな金額でも軽視しないほうがええ」ってことやな。
一銭でもバカにしたら、その一銭に泣く日が来るってわけやな。このことわざは、大切なのは金額じゃなくてその価値の見方や使い方と教えてくれるんやな。
【語源・由来】
一銭とは、昔のお金の単位で、一円の百分の一。はした金だからと、粗末にしてはいけないということから。
【類義語】
・一円を笑う者は一円に泣く
【英語】
Don’t make it useless by slight money,either.
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「一銭を笑う者は一銭に泣く」の解説
カンタン!解説
「一銭を笑う者は一銭に泣く」っていうことわざはね、少しのお金だからと言ってそれを軽視する人は、その少しのお金に困ることになるよ、っていう意味だよ。
たとえばね、おやつを買うためのお小遣いがちょっと足りない時とか、欲しいものがちょっとだけ高かった時とか、一銭でも大事にすると助かることがあるんだよ。だから、このことわざは「たとえ少ないお金でも、大切に使ってね」と教えてくれているんだ。
「一銭」っていうのは、とっても少ない金額を表しているんだけど、それを「笑う」つまり軽視すると、その一銭が必要になった時に困る、つまり「泣く」ことになるって言っているんだよね。だから、どんなに少ないお金でも、大切に使うことが大切なんだよ。
「一銭を笑う者は一銭に泣く」の使い方
さっき一円を拾ったんだ。
そうなの?
小銭だからといって粗末にしてはいけないと、おばあちゃんに言われたんだ。
一銭を笑う者は一銭に泣くというものね。
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「一銭を笑う者は一銭に泣く」の例文
- 十円じゃ何も買えないからいらない、と言っていたけれど、一銭を笑う者は一銭に泣くことになる。
- 一円玉を落としたとき、一円くらいいいやと思って拾わなかったら、母から一銭を笑う者は一銭に泣くと注意された。
- 父は小銭だからとポケットの中に入れっぱなしにしているが、一銭を笑う者は一銭に泣くということを教えてあげようと思う。
- 一銭を笑う者は一銭に泣くというけれど、十円足りなくてゲームソフトを買えなかった。
- お金は大切にしなければならないよ。一銭を笑う者は一銭に泣くというからね。祖父はいつもそう言いながらお小遣いをくれた。
- たった一円足りなくて、欲しい物が買えないことになってしまうかもしれない。一銭を笑う者は一銭に泣くというだろう。
小さな金額をないがしろにする人は、その小さな金額に困ることになるという意味だ。