「鼬の無き間の貂誇り」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鼬の無き間の貂誇り
【読み方】
いたちのなきまのてんほこり
【意味】
自分よりも力の強いものやすぐれたものがいない所で威張ることのたとえ。


でも、それは自分だけが強いんじゃなくて、ただ強いやつが近くにおらんだけなんやろな。だから、自分が一番やと思うなら、もっと大きな世界に出て強いやつと比べてみるべきやな。
【語源・由来】
貂を捕食する鼬がいない間だけ貂がいばることから。
【類義語】
・鳥なき里の蝙蝠
「鼬の無き間の貂誇り」の解説
「鼬の無き間の貂誇り」っていうことわざは、自分より強い人やすごい人がいないときだけ威張ることを指しているんだよ。
貂(てん)っていうのは、森に住む小さな動物で、鼬(いたち)に食べられることがあるんだ。でも、鼬がいない時だけ、貂は自分が一番強いと思って威張ることができるんだよ。
例えばね、クラスで一番頭がいい子が学校を休んでいる時に、二番目に頭がいい子が「俺が一番頭いいんだから、何でも聞いてよ」って言うのが、まさに「鼬の無き間の貂誇り」なんだよ。
だから、このことわざは、「自分より強い人やすごい人がいない時だけ威張る」っていう、ちょっとずるい態度を表しているんだね。その人が本当に強いわけじゃないんだけど、その場の状況で一時的に上位になることができる、っていう意味だよ。
「鼬の無き間の貂誇り」の使い方




「鼬の無き間の貂誇り」の例文
- 部長がいないと副部長が鼬の無き間の貂誇りをする。
- 普段は上司にごまをすってばかりなのに、その上司がいないと鼬の無き間の貂誇りだ。
- 鬼の居ぬ間に洗濯ならまだしも、彼は鼬の無き間の貂誇りだから面倒くさい。
- 鼬の無き間の貂誇りは器の小さい人間がやることだ。
- 何だか張り切って仕切っているなと思ったら鼬の無き間の貂誇りだった。早く課長が出張から返ってくるといいな。

























つまり、自分だけが優れていると思い込み、その場所で自慢する様子を描いているんだ。