「一か八か」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【慣用句】
一か八か
【読み方】
いちかばちか
【意味】
結果はどうなるかわからないが、思い切ってやってみること。
一発逆転を狙うような、そんなピンチの時に使う表現やな。ギャンブルっぽい感じもするけど、大きな挑戦に出るときの気持ちを表してるんやね。
【語源由来】
かるた賭博から出たことばで、「一」は「丁」の上の部分を、「八」は「半」の上の部分をとったものといわれる。
【類義語】
・丁か半か
・伸るか反るか
・乾坤一擲
・一擲乾坤を賭す
・当たって砕けろ
・鬼が出るか蛇が出るか
【対義語】
・石橋を叩いて渡る
・念には念を入れよ
【英語訳】
Sink or swim.(溺れたくなければ泳げ)
「一か八か」の解説
「一か八か」っていうことわざは、一発逆転のギャンブルみたいなものだよ。大きなリスクを背負って、勝つか負けるか、成功するか失敗するか、そのどちらかになる大事な勝負のことを指しているんだ。
昔のギャンブルの一つに、「丁半賭博」っていうのがあってね、それは「丁」か「半」かを予想して賭けるゲームだったんだ。で、この「丁」や「半」っていう漢字の上部分を見てみると、「一」と「八」に似ているから、「丁か半か」っていうのが「一か八か」になったんだよ。
また、別の説では、サイコロで賭け事をする時に、「一の目が出る(=成功)」か、「それ以外の目が出る(=失敗、つまり罰)」かを指しているとも言われているんだ。罰は一般的に「バチ」と読むから、「一か八か」の「八」は「バチ」に通じるんだね。
つまり、どっちに転んでもおかしくないような大勝負のことを、「一か八か」って言うんだよ。だから、何か大事なことを決める時や、リスクを背負って何かに挑む時によく使われる表現なんだ。
「一か八か」の使い方
「一か八か」の例文
- ボタン船長は、一か八か運まかせというようなことはしなかった。
- 命がけで一か八かやってみる気持ちは、僕にとって、とても刺激に富んでいた。
- 一か八かメールを送信してみたことが、功を奏した。
- 一か八かの大仕事は途中まで快調に進んだが、最後に横から持っていかれてしまった。
- 一か八かの綱渡りをすることに決めた。
つまり、成功するか失敗するか、その結果がはっきり二分するような状況を表す言葉だよ。