「禍福は門なし唯人の招く所なり」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
禍福は門なし唯人の招く所なり
【読み方】
かふくはもんなしただひとのまねくところなり
【意味】
幸不幸はその人自身が招くものだということ。
運や運命のせいにせんで、自分が招いてるってことを意識するのが大切やね。自分の選択一つで、未来が変わるってわけや。
【語源・由来】
災難や幸福は決まった門から入ってくるわけではない。不正には災難が、善行には幸福がやって来る。
【出典】
「春秋左氏伝」
【類義語】
・禍福己による
・禍福門を同じくす
・福は己より発し、禍は己より生ず
・禍の来るや人自ら之を生じ、福の来るや人自ら之を成す
「禍福は門なし唯人の招く所なり」の解説
「禍福は門なし唯人の招く所なり」っていう言葉は、ちょっと難しいけど、すごく大事な意味が込められているんだよ。
簡単に言うと、幸せや不幸なことが起こる原因は、それがあらかじめ決まってやってくるわけじゃなくて、それを引き寄せるのは自分自身の行動や考え方だってことなんだ。
たとえばね、友だちとケンカしてしまって、その後不幸なことが続く時、それは「最初からそうなる運命だったのかな?」とか「何か悪いことをしたからかな?」と思うかもしれないよね。でも、この言葉は「運命のせいじゃないよ、自分の行動や考え方がそうさせているんだよ」と教えてくれるんだ。
この言葉、実は昔の本「春秋左伝」というのに書かれているんだよ。長い長い昔の話だけど、今もこの教えは大切だと思うんだ。
だから、もし何か悪いことがあったとしても、それは自分の行動や考え方を振り返ってみる良いチャンスかもしれないんだよ。そして、これからはもっと良い方向へ進むための努力をすると、きっといいこともたくさん引き寄せられるんじゃないかな。
「禍福は門なし唯人の招く所なり」の使い方
「禍福は門なし唯人の招く所なり」の例文
- 禍福は門なし唯人の招く所なりという。不運なことが重なる理由は自分の胸に手を当てて考えてみればいい。
- 幸も不幸も禍福は門なし唯人の招く所なりだから、自分の心がけ次第である。
- 幸せになりたいなら善行を積むしかない。禍福は門なし唯人の招く所なりだからね。
- 良い行いばかりしていれば、禍福は門なし唯人の招く所なりで良いことばかり起きてハッピーな毎日となる。
- 禍福は門なし唯人の招く所なりといわれるから最低限一日一善は心がけよ。