「下学して上達す」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
下学して上達す
かがくしてじょうたつす
【意味】
簡単なことから学び、徐々に高度な学理に通じること。また、手近なところから学び始めて、次第に進歩向上していくこと。
そこから少しずつ上達して、最後には難しい曲も弾けるようになるわけや。つまり、何事も基礎からコツコツと学んでいけば、高いレベルまで達することができるんやな。このことわざ、子どもたちにも教えてあげたいねん。
【語源・由来】
孔子が自らのあり方を述べたことば。
【出典】
「論語」
【類義語】
・下学の功
「下学して上達す」の解説
「下学して上達す」っていう言葉は、ちょっと難しそうだけど、意味はとっても大切なことを教えてくれるんだよ。
このことわざは、最初は簡単なことから学び始めて、じわじわと難しいことにも挑戦して、最終的には高いレベルの知識や技能に達する、という意味なんだ。
例えば、ピアノを習い始めたばかりのときは、基本の練習から始めるよね。初めて弾く曲はシンプルで簡単だけど、練習を重ねるとだんだん難しい曲にも挑戦できるようになる。最終的には、プロのピアニストのように素晴らしい演奏ができるようになるかもしれない。
これは学校の勉強にも同じことが言えるよ。小学校では足し算や引き算を学ぶけど、中学校になると掛け算や割り算、さらに高校では高度な数学などを学ぶよね。
このことわざは、最初は基本から始めることの大切さを教えてくれているんだよ。基本をしっかり学べば、その上でさらに高いレベルのことも学べるようになる。だから、何事も焦らず、一つ一つのステップをしっかり踏んで学んでいくことが大切なんだね。
「下学して上達す」の使い方
「下学して上達す」の例文
- すぐれた功績を残した人ですら下学して上達したんだから、 一っ飛びに彼らのレベルに辿りつこうとしても無理だよ。
- 下学して上達することでその道のプロになれる。
- この学校の授業は下学して上達するように、カリキュラムが組まれている。
- 下学して上達すというから、まずは皿洗いからだ。包丁を持つことができるのは何年後だろう。
- いきなり東大の赤本を解いても無理だ。下学して上達すというだろう。