「禍福は糾える縄の如し」の意味(出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
禍福は糾える縄の如し
【読み方】
かふくはあざなえるなわのごとし
【意味】
幸福と不幸はより合わせた縄のように、常に入れかわりながら変転する意。
まあ、それも人生やしな、波瀾万丈とはこのことやね。
【出典】
『史記・南越列伝・賛』の「禍に因りて福を為す。成敗の転ずるは、たとえば糾える縄の如し」から。
この世の幸不幸は、より合わせた縄のように、常に入れかわりながら変転する意。
【類義語】
・いい後は悪い
・浮世の苦楽は壁一重
・悲しみと喜びとは交互に相次ぐ
・吉凶は糾える縄の如し
・苦あれば楽あり
・苦楽は相伴う
・苦楽は生涯の道づれ
・沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
・人間万事塞翁が馬
・上り坂あれば下り坂あり
・楽あれば苦あり
・楽は苦の種、苦は楽の種
・禍は福の倚る所、福は禍の伏す所
【英語訳】
・Sadness and gladness succeed each other.
「禍福は糾える縄の如し」の解説
「禍福は糾える縄の如し」という言葉は、人生において福(幸福や吉事)と禍(不幸や凶事)が交互に訪れるという考えを示しているんだ。
これは、史記の南越伝に記されている言葉から来ていて、より合わせた縄のように、幸と不幸が絡み合って存在することを表しているよ。
この言葉は、人生の中で常に良いことだけが続くわけではないし、逆に悪いことだけが続くわけでもないということを表しているんだ。
幸せな時期があれば、その後に困難な時期が訪れるかもしれない。でも、困難な時期が続いた後には、再び良いことが待っているかもしれないね。
このように、禍と福は常に絡み合いながら人生を形成していくという考え方を持つことで、困難な時期でも前向きに過ごす手助けとなるよ。
「禍福は糾える縄の如し」の使い方
「禍福は糾える縄の如し」の例文
- 禍福は糾える縄の如しなので、不幸なことが起きてもあまり落ち込まないようにしている。
- 運が良いからといってあまり浮かれているでないぞ。禍福は糾える縄の如しというからね。
- 禍福は糾える縄の如しとはこのことで、絶体絶命だと思っていたのにまさかの幸運に恵まれたよ。
- 禍福は糾える縄の如しだから、悪い事ばかり続いてもいつか良いことが起きると信じている。
人生には良いことも悪いことも交互に訪れるという意味だよ。