「火事あとの釘拾い」の意味(語源由来)
【ことわざ】
火事あとの釘拾い
「焼け跡の釘拾い」ともいう。
【読み方】
かじあとのくぎひろい
【意味】
大損失や浪費のあとで少し節約をしたからといって何の足しにも役にも立たないこと。
「火事あとの釘拾い」ということわざは、大きな失敗や損害の後に、小さな節約をする様子を描いているんだよ。
ええっ、そうなんかいな。それは、たとえば大きなお金を使ってしまって、後からちょっとした節約をするみたいなことやな。
でも、もう大事なことは済んじゃった後やから、その小さな節約がどうにもならへんってことやね。大事なのは最初からちゃんと計画を立てることやな、これは。
【語源・由来】
火事の焼け跡から釘を拾っても何にもならない意から。
【スポンサーリンク】
「火事あとの釘拾い」の解説
カンタン!解説
「火事あとの釘拾い」っていうことわざはね、もう大きな失敗や損失が起きちゃった後に、ちょっとしたことで節約しようとする様子を言うんだよ。
例えば、家が火事で焼けてしまって、ほとんど何も残らなかったとして、その後で残った釘などの小さな物を拾って使おうとするようなことを想像してみてね。もう大きな損失があった後だから、その小さな節約があまり意味がないんだよね。
だから、このことわざは、大きな失敗をした後に、小さなことで努力したところで手遅れである、ということを教えてくれるんだ。大事なことは、最初からちゃんと注意して、最初から大きな失敗をしないようにすることなんだよ。
「火事あとの釘拾い」の使い方
お財布を落としてしまったよ。
それは大きな損失ね。
しばらく買い食いは控えよう。
それは火事あとの釘拾いよ。控えてもどうしようもないわ。しかも買い食いは友達とのコミュニケーションの時間でしょう?大事にしないとね。
【スポンサーリンク】
「火事あとの釘拾い」の例文
- ブランドバッグを買ったからとお昼ご飯代を節約するのは、火事あとの釘拾いだ。身の丈に合わない買い物はやめた方がいい。
- テーマパークに行くと財布のひもが緩みがちになる。そして、その後の節約生活は火事あとの釘拾いで意味がない。
- お金をためて余裕のある時に散財すればいいのに、散財してからケチケチするのは火事あとの釘拾いだ。
- 急激な円安で為替で大損をしたからしばらくはご飯とみそ汁の生活をするなんて、火事あとの釘拾いでしかない。
- お金を使うなら覚悟を決めて使わないと、使った後に火事あとの釘拾いをしても虚しいし、何の役にも立たない。