「隠れたるより見るるはなし」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
隠れたるより見るるはなし
【読み方】
かくれたるよりあらわるるはなし
【意味】
他人に秘密にしておきたいことほど、表情や挙動にあらわれてかえって世間に知れわたる。
隠さなければならないようなことはしてはいけないという戒め。
「隠れたるより見るるはなし」という表現は、悪いことを人に隠れて行うことが、結局誰にも知られずに済むわけではないという意味があるんだよ。
あぁ、それはまるで、秘密を隠そうと思っても、結局ばれるもんはばれるってことやな。
自分で知ってるんやから、他の人もいずれ知ることになるかもしれへんしな。悪いことはせん方がええ、ってことを教えてくれてるんやろ。隠そうと思えば思うほど、逆に明るみに出やすくなることもあるんやな。
【出典】
「中庸」
【類義語】
・隠す事千里
・隠すより現る
【スポンサーリンク】
「隠れたるより見るるはなし」の解説
カンタン!解説
「隠れたるより見るるはなし」っていうことわざはね、悪いことを人に隠してやっても、それは必ずばれてしまうっていうことを教えてくれるんだ。
たとえばね、お友達に内緒でお菓子を食べちゃったり、宿題をサボってゲームをしていたりすると、自分は誰にも見られていないと思っても、その悪いことはいつか誰かにわかってしまうことが多いんだよ。
このことわざは、悪いことを隠れてやっても、自分自身がそれを知っているから、完全に隠すことはできないっていうこと。そして、秘密は意外とすぐに人々に知られてしまうものだよ。
だから、正直に生きることが一番大切だって、このことわざは教えてくれているんだね。何をするにも、人に見られていないからといってズルをしないようにしよう、っていうことだよ。
「隠れたるより見るるはなし」の使い方
健太くん。何か隠しているわね。
隠していないよ。
隠れたるより見るるはなしというわよ。隠せば隠すほど知れ渡るのよー。
知れ渡るくらいならともこちゃんにだけ言うよ。
【スポンサーリンク】
「隠れたるより見るるはなし」の例文
- 秘密を抱えていると健太くんは右眉が上がる。隠れたるより見るるはなしだ。
- 隠れたるより見るるはなしというが、刑事はその言動から秘密を抱えている人を見抜く。
- あの人は挙動がおかしいからきっと何か隠している。隠れたるより見るるはなしだから絶対そうだよ。
- 隠れたるより見るるはなしで隠し通せるものではない。
- 鋭い人はどこにでもいるものだ。隠れたるより見るるはなしというが、ともこちゃんは僕の普段と違う動作で秘密に気が付いた。