「神の神庫も梯のままに」の意味(出典・故事・語源由来)
【ことわざ】
神の神庫も梯のままに
【読み方】
かみのほくらもはしだてのままに
【意味】
困難に思えることでも、適切な手段をすれば実現可能だということ。
雲の上のような高いところでも、はしごを使えばのぼれるってわけや。だから、困難なことに直面したら、適切な方法を考えることが大事やね!
【出典】
「日本書紀」
【故事】
垂仁天皇の皇子五十瓊敷命は石上神宮に奉仕していたが、老年のため妹の大中姫命に職を譲ろうとした。しかし大中姫命は「自分はかよわい女だ。どうして神の神庫に登ることができよう」と辞退した。これに対して五十瓊敷命が「神の神庫は高いというが、自分が神庫にはしごをかけよう。どうして登れないことがあろうか」と言い譲ろうとしたという故事から。
【語源・由来】
高く近寄りがたい所でも、はしごをかければのぼれるという意から。
「神の神庫も梯のままに」の解説
「神の神庫も梯のままに」っていう言葉は、どんなに高い場所や難しい目標でも、正しい方法や工夫をすれば、それに近づくことや達成することができる、っていう意味なんだよ。
簡単に言うと、「はしごを使えば、高い場所にものぼれるように、難しい問題や目標も、適切な手段や方法を使えば解決できるよ!」ってことを伝えてるんだ。
たとえば、大きな試験に合格することが目標だとしたら、ただひたすらに勉強するだけじゃなく、過去問を解いたり、勉強の計画を立てたり、先生や友達に質問するなど、いろいろな方法を組み合わせて挑むことで、その目標に近づくことができるよね。
この言葉は、目の前の問題や困難に直面した時に、あきらめずに色々な方法や手段を考えて取り組むことの大切さを教えてくれるんだ。困難なことでも、ちょっとした工夫や努力で乗り越えることができると、前向きな気持ちになれるよね!
「神の神庫も梯のままに」の使い方
「神の神庫も梯のままに」の例文
- この危機を打開することは困難に思えるが、神の神庫も梯のままにというからあきらめるな。
- 神の神庫も梯のままにというから、アイディア次第で難しい事でもなんとかなる。
- 一見難解そうでも神の神庫も梯のままにだ。要はやり方次第だな。
- できないのは方法に問題があるんだ。神の神庫も梯のままにといい、適切な方法を見つけ出すことができるか否かで成否が別れる。
- 困難にぶつかったときこそ視野を広く頭を柔軟にして、神の神庫も梯のままにと困難を乗り切るにふさわしい方法を考える。
要するに、どんなに難しそうなことでも、適切な方法や道具を使えば乗り越えることができる、ということを示しているんだよ。