「勘定合って銭足らず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
勘定合って銭足らず
【読み方】
かんじょうあってぜにたらず
【意味】
勘定に間違いはないが、現金が不足する。理論と実際とが一致しないことにいう。
ノート上ではちゃんと合ってるのに、ポケットの中身は足りへん、って感じか。実際のところ、考えるだけやなくて、実践も大切やな。
【語源・由来】
帳簿では収支が合っているが、現金が不足することから。
【類義語】
・算用合って銭足らず(さんようあってぜにたらず)
【英語訳】
A fool often finds himself short of his reckoning.
What’s true in theory is not always true in practice.
「勘定合って銭足らず」の解説
「勘定合って銭足らず」っていう言葉はね、イメージとしては、数字や計画上では全てが完璧に見えるけど、実際にはうまくいっていない、という状態を表しているんだよ。
例えば、計算問題を解いて答えが合ってる!と思ったけど、実際に物を数えたら足りない、っていう感じかな。
もしくは、計画書を見たらすごく良さそうだけど、実際にやってみたら上手くいかない、ということ。
この言葉を使うと、数字や理論だけではなく、実際の結果や現状もしっかりとチェックしないといけないよ、っていうことを伝えられるね。
「勘定合って銭足らず」の使い方
「勘定合って銭足らず」の例文
- 毎日帳簿を付けているから大丈夫だと言っていたのに、倒産するなんて驚いた。実際には勘定合って銭足らずになっていたらしい。
- 勘定合って銭足らずということになっては困るのだよ。
- どんなに頭で考えていても、実際にやってみないことには結果はわからないよ。勘定合って銭足らずにならないように願っているよ。
まとめ
いろいろなことを理論的に考えることは、重要なことではないでしょうか。
しかし、考えているだけではなく、実践することでわかることもあるのではないでしょうか。
理論ではうまくいくことも、実践となると状況が変わることもありますね。
勘定合って銭足らずということになって失敗しないように、心がけたいものですね。
それによって、考えや理論は正しいのに、現実にはうまくいかないという事態を表現しているんだ。