「鴨が葱を背負って来る」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
鴨が葱を背負って来る
【読み方】
かもがねぎをせおってくる
【意味】
自分に好都合な出来事、また願っても無い好機が訪れることをいう。
つまり、「うまいことがドンドン重なる」ってことやな。鴨に葱を背負わせてスープにすれば最高の味になるやろ。それと同じで、色んな良いことが次々に起こるってことやな。
これは、思わぬ幸運が訪れることを楽しみにする良い言葉やな。
鴨が葱を背負って来るとは、鴨鍋を作ろうとしていた時に、まさかの材料に必要な鴨がネギを背負って自らやって来たというように、利用しようとしていたモノが更に利用できるものを持ってくるという非常に都合の良い状況を表したたとえからきている。また、鴨(カモ)=簡単に捕まえられる鳥ということから、お人好しで騙されやすい人という意味も含まれている。
【類義語】
・開いた口へ団子
・開いた口へ牡丹餅
・棚から牡丹餅
・寝耳へ小判
・寝耳へ水の果報
【対義語】
・蒔かぬ種は生えぬ
【英語訳】
・An accident waiting to happen.
・A golden opportunity came to me.
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「鴨が葱を背負って来る」の解説
カンタン!解説
「鴨が葱を背負ってくる」ということわざは、江戸時代の人々の食事の習慣に関連しているんだよ。
江戸時代の人々は、鴨の肉を食べるのが大好きだったんだ。特に、鴨鍋という料理が人気でね、そのためには鴨の肉と葱が必要だったんだ。
そこで考えてみてね、もし鴨が自分で葱を背負ってきたらどうだろう?それって、とっても便利じゃない?だって、そのまま鴨鍋が作れるんだから!
なので、「鴨が葱を背負ってくる」っていう言葉は、すごくラッキーな状況、または自分にとって都合のいいことが起こる様子を表すんだよ。
でもね、だれかが自分から他人に利用されやすい状態になったり、騙されやすくなったりすることも「鴨が葱を背負ってくる」って言うんだよ。だから、この言葉は色々な状況で使うことができるんだね!
「鴨が葱を背負って来る」の使い方
おなかすいたー!ともこちゃん、お腹空いたよ。
あっ!健太君いらっしゃい!ちょうどよかったよ、今友達にプレゼントするクッキー焼いていたんだけど、作りすぎたから食べて。あと味の感想もお願い!!今家に誰もいなかったから、健太君ナイスタイミング!!
えっ!?ともこちゃん、自分で作ったの?食べたーい!ありがとう
どういたしまして!(毒味と失敗作どうしようかと思ったけど、まさか鴨が葱を背負って来るとは。)
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「鴨が葱を背負って来る」の例文
- 美人でおまけに性格が良いとは、鴨が葱を背負って来るみたいな話である。
- 今回の事業提携がこんな好都合な内容で結べるなんて、鴨が葱を背負って来たみたいだ。
- 罰ゲームとは知らず友達がのこのことやって来たが、その姿はまさに鴨が葱を背負って来た姿である。
- 今の自分が鴨が葱を背負って来る姿だとしても背に腹は代えられない。
つまり、思いがけなくラッキーな出来事が起こり、物事が順調に進むことを示しているんだ。