【ことわざ】
借りてきた猫
【読み方】
かりてきたねこ
【意味】
普段の姿とは打って変わり、非常におとなしい様を指している。
【語源・由来】
ねずみが家に住み着き家の中を荒らすため、ネズミの天敵である猫を借りてくるが、普段から警戒心の強い猫は自分の縄張り以外のところに連れてこられた事で縮こまり、全然役に立たなかったという姿を指してたとえられたと言われている。
【類義語】
・猫を被る
・猫根性
・内弁慶に外地蔵
・楽屋弁慶
・陰弁慶
・炬燵弁慶
【対義語】
・似非侍の刀いじり
・取らずの大関
・張子の虎
・化けの皮がはがれる
・尻が割れる
・尻尾を出す
・化けの皮を現す
・地金を出す
【英語訳】
・as meek as a lamb (a kitten)
・quiet as a mouse
・being quiet and meek
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「借りてきた猫」の使い方

今日ね、私のところに従姉のさとみお姉ちゃんが遊びに来るの!久しぶりだから楽しみ!!

さとみお姉ちゃんが来るの?僕も久しぶりに会いたいな~

良いけど、健太君お姉ちゃんの前だと借りてきた猫みたいになって全然会話しないじゃない。

う゛っ…そっそれはほっておいてよ!
「借りてきた猫」の例文
- 姉は大好きな人の前だと借りてきた猫みたいに大人しくなる。
- 息子は家ではわがままだが、どうやら学校では借りてきた猫のようにおとなしいらしい。
- 人見知りの激しい私は、知らない所だと借りてきた猫のようになってしまうので改善したい。
- あの人は部下の前だと威張り散らすが、上司の前だと借りてきた猫みたいに性格を潜める。