【ことわざ】
堪忍袋の緒が切れる
【読み方】
かんにんぶくろのおがきれる
【意味】
じっと我慢していたことが、抑えきれなくなって怒りが爆発すること。
我慢のできる範囲までは、我慢したという意味を含む。
怒りの原因がある程度続いてきた状態のときに使う。
【語源・由来】
「堪忍袋(かんにんぶくろ)」とは、我慢のできる心の広さを袋にたとえたもの。
【類義語】
・仏の顔も三度まで(ほとけのかおもさんどまで)
【英語訳】
Patience provoked turns to fury.
「こらえ袋の緒が切れた」ともいう。
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「堪忍袋の緒が切れる」の使い方

あいつは、何度話しても自分勝手なプレーしかしないんだ。

今日の練習にも参加してなかったみたいね。

いい加減、考え直してくれないと、一緒にはやっていけないよ!

健太くんたちも、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまったのね。
「堪忍袋の緒が切れる」の例文
- 長年の友人だからといっても、彼女の図々しさには、いい加減堪忍袋の緒が切れた。
- 彼は毎日うちでご飯を食べては、味や量に文句を言う。もう堪忍袋の緒が切れそうだ。
- 何度注意しても、家の敷地に勝手に入り込んで遊ぶ子供たちに、いい加減堪忍袋の緒が切れた。
- 母は平気で私の服を着るけれど、すぐに汚してしまう。しかしいつも謝らないことに、堪忍袋の緒が切れた。
すぐキレることや、突発的な怒り、またはその場限りのトラブルのことで使うのは、本来の使い方とは異なる場合がある。
「道ですれ違いざまに肩が触れ合い、腹が立って堪忍袋の緒が切れた。」と使うのは注意が必要。
「道ですれ違いざまに肩が触れ合い、腹が立って堪忍袋の緒が切れた。」と使うのは注意が必要。
まとめ
堪忍袋の緒が切れてしまうほど、怒ることは嫌なことですね。
また、相手のことを怒らせてしまわないように、気を付けなければなりませんね。