「海賊が山賊の罪をあげる」の意味(語源由来)
【ことわざ】
海賊が山賊の罪をあげる
【読み方】
かいぞくがさんぞくのつみをあげる
【意味】
同じようなことをしているのに、自分を棚に上げて他人の悪いところを非難すること。
それに、同じ悪い仲間でも、利害が合わへんと敵になることもあるんやて。人間関係って、ちゃんと気をつけないとね。自分の行動もちゃんと見直す必要があるわけやな。人にやさしく、そして公正にならなアカンねんてな。
【語源・由来】
同じ盗賊なのに、海賊が山賊の罪を非難する意から。
「海賊が山賊の罪をあげる」の解説
「海賊が山賊の罪をあげる」っていうことわざはね、自分もちょっと悪いことをしているのに、他の人の悪いことを指して非難する様子を言っているんだよ。
例えばね、自分も宿題をサボっているのに、友達がサボっていることを先生に告げ口するようなことだね。自分の悪いことは隠して、他人の悪いことだけを強調することを指すんだ。
また、このことわざにはもうひとつの意味があって、同じような立場の人たちでも、利害が合わないと敵対することがあるんだよ。つまり、自分と似たような立場にいる人でも、自分の利益にならないとすぐに敵になってしまうこともあるっていうこと。
このことわざは、人々が自分の利益だけを考えて他人を批判したり、すぐに敵対する様子を上手く表しているんだね。
「海賊が山賊の罪をあげる」の使い方
「海賊が山賊の罪をあげる」の例文
- 万引きをした君が彼を非難するのは海賊が山賊の罪をあげるだ。
- 国会中継を見ていると、海賊が山賊の罪をあげるように与党と野党がお互いを批判し合っている。
- 海賊が山賊の罪をあげているが、どっちもどっちだ。君も同じことをしていただろう。
- SNSで人の罪を責め住所まで特定する動きがあるが、海賊が山賊の罪をあげるようなものじゃないか。他人を責めることができるほど清廉潔白な人はこの世にいるのか。
- 海賊が山賊の罪をあげるようなことをするなら、まずは自分の罪を償う方が先でしょう。
また、同じような立場にある人でも、利害が一致しなければ敵対することもある、という意味も含んでいるんだ。