【ことわざ】
画餅に帰す
【読み方】
がべいにきす
【意味】
せっかくたてた計画や考えていた事などが実現できなくて、無駄に終わってしまう事。
【語源・由来】
中国・西晋代の官僚・陳寿によって三国時代について書かれた歴史書『三国志・魏書』より。
「選挙するに名有るを取ること莫れ。名は地に画きて餅を作るが如く、啖うべからざるなり(人を選び推挙する際には、世の中の評判に頼って選んではいけない。名声などというものは絵に描いた餅のようなもので、食べることはできず、役に立たないのだから)」という記述から。
「画餅」とは、「絵に描いた餅(食べられない、無駄なもの)」のことで「帰す」は、終わる、戻るという意味を持つ。
【類義語】
・
絵に描いた餅
・無駄骨を折る
【英語訳】
・fall through
・It returns to the drawn rice cake.
・It is not helpful in fact.
「画餅」が「がへい」と読むこともあります。
また「画餅に帰する」「画餅に属する」「画餅に終わる」「絵に描いた餅に終わる」と表すこともありますので、注意が必要です。
また「画餅に帰する」「画餅に属する」「画餅に終わる」「絵に描いた餅に終わる」と表すこともありますので、注意が必要です。
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「画餅に帰す」の使い方

やはり台風の季節に旅行を計画するのは良くないね。

本当ね、2ヶ月前から予定していたのに、空港で足止めを食らうとは思わなかったわ。

あんなに楽しみにしていたのに、まさか飛行機が欠航になってしまうなんて残念だったよ。

色々向こうで行う予定だった計画も、すべて画餅に帰すといったところね。次は天気の穏やかな時期に計画しましょう。
「画餅に帰す」の例文
- ここまで順調にプロジェクトは進んでいたのに、ひょんなことでこの計画は画餅に帰すことになってしまった。
- せっかく思いついたアイディアなんだから、画餅に帰す訳にはいかないんだ。
- あのまま画餅に帰すことなく企画が進んでいたら、きっと我が社の業績は上がっていただろうに。
- 画餅に帰すのはもったいないから、なんとしてでも実行しよう。