「旱魃に飢饉なし」の意味(類義語)
【ことわざ】
旱魃に飢饉なし
【読み方】
かんばつにききんなし
【意味】
どちらかというと大雨より旱魃の方がよいということ。
雨が少ないと不作が懸念されるが、大雨による洪水と違い多少の収穫があるということ。
「旱魃に飢饉なし」ということわざは、長い間の日照りがあると、飢饉が起きるのではないかと心配されるけれど、実は雨の多い年よりも収穫がよい場合があるという意味なんだよ。
えー、ほんまに!? つまり、ずっと日照りで心配してたら、結果的には雨が多い年よりも収穫がええこともあるんやな。
やっぱり、ものごとは見た目や予想だけで判断せんと、実際の結果を見なあかんってことやね。
【類義語】
・日照りに不作なし
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「旱魃に飢饉なし」の解説
カンタン!解説
「旱魃に飢饉なし」っていうことわざは、長い間日照りが続く年は、収穫が少なくなるかもしれないとみんなが心配するけど、実は雨がたくさん降る年よりも、収穫が良いことが多いんだってことを言っているよ。
例えばね、ある年、太陽ばかりで雨がほとんど降らないと、作物が大変だろうなって思うよね。でも、このことわざは、そういう年でも実は収穫は悪くない、と教えてくれるんだ。逆に、雨がずっと降り続いて畑が水浸しになると、それは作物にとってはよくないんだよ。
だから、「旱魃に飢饉なし」は、日照りが続くことは心配するけど、結果的にはそれほど悪くないという意味なんだね。
「旱魃に飢饉なし」の使い方
今年の夏は猛暑で旱魃になりそうね。
全然雨が降らないね。台風も来ないよ。作物は大丈夫かな。
旱魃に飢饉なしっていうけど心配ね。
昔の人がそう言うなら大丈夫。経験則に基づいているからね。
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「旱魃に飢饉なし」の例文
- 一か月以上降雨が観測されていないが、日照りに不作なしというし、旱魃に飢饉なしだから心配していない。
- 長梅雨で雨が多く心配した。旱魃に飢饉なしで大雨よりも旱魃の方がましだ。
- 雨が降らず貯水池も枯れ不安だが、旱魃に飢饉なしというから何とかなるだろう。
- 旱魃に飢饉なしだ。旱魃に強いさつまいもがあれば何とか乗り切れる。
- 洪水で種ごと流されるより旱魃の方がいい。旱魃に飢饉なしで何かしら収穫できるものだ。