「金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い
【読み方】
かねもちとはいふきはたまるほどきたない
【意味】
金持ちは金が溜まれば溜まるほど金に汚くけちになり、心まで汚れるというたとえ。煙草の吸い殻が溜まる灰吹きのようなものだということ。「灰吹き」は煙管の吸い殻をたたいて入れる竹筒で、煙草盆に付いている。
つまり、お金が増えることだけに固執すると、人間的な価値や美徳が失われがちになるってことやね。
人はお金や物質的なものだけでなく、心の豊かさや人との関係も大切にすべきやな。
【類義語】
掃き溜めと金持ちは溜まるほど汚い
【英語】
As the carl riches he wretches.(人は金がたまるとけちになる)
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「金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い」の解説
カンタン!解説
「金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い」という言葉は、お金や物が増えるほど、人の心や態度が悪くなることを表しているんだ。
たとえば、タバコを吸う道具である「灰吹き」には、吸ったあとのタバコの灰を入れるんだけど、その灰がたくさんたまると、灰吹き自体が汚れてきて、見た目も悪くなるよね。同じように、人がお金持ちになると、お金をためることばかり考えて、他の人に対してケチになったり、心が狭くなったりすることがあるっていう意味だよ。
このことわざは、お金や物が増えることだけが人の価値じゃないと教えてくれるんだ。心の豊かさや、人との関わり方がもっと大切だってことを伝えているよ。
「金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い」の使い方
金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いっていうけれども、僕のおばさんは、お金持ちと結婚してから、余計にお金に汚くなったんだよね。
へえ。あの優しかったおばさんがねえ。
そうなんだ。おじいちゃんが遺した土地を売るときも、おばさんのせいでとても揉めたそうだよ。
お金は、ほどほどに持っているくらいがちょうどいいわね。
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「金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い」の例文
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いというが、彼は、お金持ちなのに近所の神社の奉納金を渋る。
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いというが、あの家は、資産家なのに町内会費の支払いを拒否した。
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いというが、彼は、通帳の残高が増えることに喜びを感じるので、あまりお金を使わない。
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いというが、あそこのご主人はお金持ちだがケチという事で有名だ。
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いというが、彼は、お金持ちになってから人を信用せず心が汚い人間になっていった。
ちなみに、灰吹きはたばこの灰を捨てる入れ物のこと。灰がたまるほど、その容器は汚れるんだよね。