「鉦や太鼓で捜す」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鉦や太鼓で捜す
「鉦」を「鐘」と書き誤らない。
【読み方】かねやたいこでさがす
【意味】
大勢で大騒ぎして捜しまわる。
「鉦」は、青銅などで作った円盤型の打楽器。
大騒ぎしながら探す姿は、まるで祭りのよう!でも、そんなに騒がしくしなくても見つかるものもあるはずやんな。
重要なのは効率的な方法で目的を達成することやろうな。
【語源・由来】
昔、迷子を鉦や太鼓をたたいて捜しまわったことから。
【類義語】
・鉄の草鞋で尋ねる
・草の根分けても捜す
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「鉦や太鼓で捜す」の解説
カンタン!解説
「鉦や太鼓で捜す」という言葉は、とっても大がかりで、目立つ方法で物事を捜す、あるいは探しまわるという意味だよ。
「鉦」とは、金属製の円盤型の楽器で、打つと高い音がするやつだよ。太鼓は、皆さんも知っている大きな打楽器だよね。昔の日本では、子供が迷子になった時や、何か大切なものを探す時に、村の人々が鉦や太鼓を持って、大声で名前を呼びながら、一緒に探しまわることがあったんだ。
だから、この言葉は、ただの探し物以上に、とても大きな力を入れて、目立つ方法で何かを探し出そうとする様子を表しているんだよ。簡単に言うと、本当に必死になって、みんなで探しまわることをイメージしているんだね。
「鉦や太鼓で捜す」の使い方
首相にふさわしい人はいないのかな。
鉦や太鼓で捜したって見つからないよ。
見つからないとこの国はお終いよ。
もう終わってるよ。
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「鉦や太鼓で捜す」の例文
- 急に結婚願望が湧き、結婚相手を鉦や太鼓で捜した。
- 一緒に起業してくれるパートナーを鉦や太鼓で捜す。
- 人員不足のため働く意欲のある人を鉦や太鼓で捜す。
- 鉦や太鼓で捜すもふさわしい人材は見つからない。
- 世界中を鉦や太鼓で捜せば一人くらい見つかりそうだ。
「鉦や太鼓で捜す」の文学作品などの用例
四郎のような抜けめのない利巧な人間は世の中にはありあまって困るくらいだ。しかし、源太はいない。鉦や太鼓で探しても源太は寥々として虚しい。(伊丹万作の余裕のことなどより)
簡単に見つけられるものを、わざわざ手間隙かけて探すことの無駄さや、探し物の大切さを強調するために使われることもあるよ。