「蟹の念仏」の意味(語源由来)
【ことわざ】
蟹の念仏
【読み方】
かにのねんぶつ
【意味】
ぶつぶつつぶやくさま。
あぁ、そういうことかいな。カニがぷくぷくと泡を出すように、人も文句を言いながらぶつぶつ言うんやな。
でも、カニのようにかっこよくないねんな、ぶつぶつ言うだけじゃ何も解決せんしな。ちゃんと自分の気持ちを伝えなあかんわな。
【語源・由来】
蟹が泡を吹くさまから。
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「蟹の念仏」の解説
カンタン!解説
「蟹の念仏」っていう表現は、カニが口から泡を出すように、人が小さい声でぶつぶつと何かをつぶやくさまを表しているんだよ。
カニを見たことあるかな?カニが口から泡を出す様子を見たことがあると、この表現がもっと分かると思うよ。
例えばね、テストで悪い点数を取ってしまって、友達には言いたくないけど、ひとりで「ああ、どうしてこんなに悪い点数なんだろう…」って小さい声でつぶやくこと。それがまさに「蟹の念仏」なんだよ。
つまり、自分の中で何かを考えているときや、人には言いたくないけど、ちょっと不満なときなどに、ひとりで小声でぶつぶつと話すことをこの表現で言うんだね。
「蟹の念仏」の使い方
健太くん。蟹の念仏みたいに何をぶつぶつ言っているの。
あのさ。でもさ…。
はっきり言いなさいよ。
はっきり言ったら100倍になって返って来そうで言えないよ。
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「蟹の念仏」の例文
- 小声で蟹の念仏を唱えられても何を言っているか分からない。
- 不満があるらしく、ぶつぶつ蟹の念仏のように何か言っている。
- 蟹の念仏みたいに、終わったことをぐちぐち言うな。
- 小心者の人は自分の意見をいう際、蟹の念仏のようになる。
- やる気がないのか元々の性格なのか、蟹の念仏のような接客だった。
つまり、何かを不平不満に言っている人の様子を描いているのだよ。