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【完膚無し】の意味と使い方や例文(出典・故事)

完膚無し

「完膚無し」の意味(出典・故事)

意味【ことわざ】
完膚無し

【読み方】
かんぷなし

【意味】
無傷のところがないほど徹底的にやっつけること。

「完膚」は、傷のない完全な皮膚。
「完膚なきまで」の形で「徹底的に」の意で用いる。
ことわざ博士
「完膚無し」という言葉は、何も残らないほど徹底的に打ちのめすことを意味しているんだよ。
助手ねこ
あー、つまり、きれいな皮膚にも傷をつけちゃうほどガッツリやっちゃうってことやな。

めちゃくちゃ徹底的に相手をやっつける感じか。完全に負かす、残らず仕留めるってことを強く言いたいときに使うんやね。

【出典】
新唐書しんとうじょ

【故事】
中国唐で蒋鎮しょうちんが反乱を起こし、同僚の劉廼りゅうだいを味方にしようとしたが、劉廼は口がきけないふりをして回答を拒否した。蒋鎮は腹いせに劉廼の全身に灸をすえて皮膚を焼き、全身やけどを負わせたという故事から。

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「完膚無し」の解説

カンタン!解説
解説

「完膚無し」を、子供たちにわかりやすく説明すると…

「完膚無し」という言葉はね、すごーく徹底的にやっつけて、傷ひとつない状態がどこにもないっていう意味だよ。

例えば、絵の具で大きな紙をペイントするとき、一ヶ所も白い部分を残さず、きれいに色を塗りつぶしたら、それは「完膚無しに塗った」って言えるような感じ。

「完膚」ってのは、傷のないきれいな皮膚のこと。だから、この言葉を使うと、何かをすごく徹底的にやったり、完全にやっつけたりしたときに、誰かに「完膚無しにやったね!」って言われるかもしれないよ。

「完膚無し」の使い方

健太
油断していたよ。
ともこ
油断しすぎて完膚無きまでにやられたわね。
健太
ぐうの音も出ない。
ともこ
次は油断しないことね。
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「完膚無し」の例文

例文
  1. 完膚無きまで打ちのめされ立ち直れない。
  2. チャンピオン相手に歯が立たず、完膚無きまでに叩きのめされた。
  3. 出る杭は打つ。今のうちに完膚無きまでにぶちのめしておき、反抗する気を失くしておく。
  4. 一言も言い返すことができず、完膚無きまでに言い負かされた。
  5. 完膚無きまで叩きのめす覚悟がないなら戦わない方がいい。

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