「棺を蓋いて事定まる」の意味(出典・英語)
【ことわざ】
棺を蓋いて事定まる
「人事は棺を蓋いて定まる」ともいう。
【読み方】かんをおおいてことさだまる
【意味】
人物の評価は死後に定まるものだということ。生きている間は公正な判断は不可能だということをいう。
「棺」は、ひつぎ。「蓋う」は、ふたをする意。
なるほどなー。生きてるうちには、いろんな事があるし、人の評価も変わることもあるけど、死んでからの評価が最終的なもんやな。
生涯を通しての評価ってやつやね。だから、一生懸命生きて、最後に良い評価をもらうように努力するのが大切やね!
【出典】
「杜甫」の詩「君不見、蘇徯に簡す」
【英語】
The evening praises the day.(夕暮れがその日を評価する)
【スポンサーリンク】
「棺を蓋いて事定まる」の解説
カンタン!解説
「棺を蓋いて事定まる」っていう言葉は、人の価値やどれだけ素晴らしいかっていうのは、その人が亡くなった後でようやくわかるっていう意味なんだよ。
これは昔の中国の本「晋書」に出てくる話から来ているんだ。考えてみてね、人が生きている間は色んなことをしているけど、その人が本当にどれだけ偉大だったのか、どれだけのことを成し遂げたのかっていうのは、その人がもうこの世にいなくなった後に、みんなが話すことでわかるんだ。
だから、この言葉は、「人の真の価値や偉業は、その人がもういなくなった後で判断されるものだよ」と言っているんだね。人の人生や功績は、最後の最後まで見ないと、全体像はわからないんだよ。
「棺を蓋いて事定まる」の使い方
棺を蓋いて事定まるっていうけど、クラッシックの作曲家は亡くなってから評価されることが多いね。
何ででしょうね。
生きている間に評価されればもっといい暮らしができて、もっといい曲をたくさん作れただろうに。
天才の作る物に時代が追い付かないからじゃないかしら。理解されにくいのよ。
【スポンサーリンク】
「棺を蓋いて事定まる」の例文
- 嫉妬や恨みがあったのだろうか、棺を蓋いて事定まるというが彼女は死んだあと評価が高まった。
- 生きている間は親の七光りでちやほやされたが、棺を蓋いて事定まるで、死後見向きもされなくなった。
- 生きている間は世のしがらみがあるので、棺を蓋いて事定まるだ。死後の評価が正当な評価といえる。
- 彼は亡くなった後神格化されたが、棺を蓋いて事定まるというやつだ。存命中は優秀過ぎて煙たがられていたという。
- 生きているといろんな感情が渦巻き正しく判断できないものなので、棺を蓋いて事定まる。
人の生涯の功績や行いは、生きている間だけでは判断できないことを示しているんだ。