「器用貧乏人宝」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
器用貧乏人宝
【読み方】
きようびんぼうひとだから
【意味】
いろんなことを器用にこなすことができるため人には重宝されるが、一つのことに徹することができず大成することはないこと。
まぁ、人から感謝されるのもええことやけど、自分の幸せも大事にせなアカンよな。バランスが難しいわ。
【類義語】
・細工貧乏人宝
・巧者貧乏人宝
・職人貧乏人宝
【英語】
Good workmen are seldom rich.(腕のいい職人で裕福な人は稀である)
「器用貧乏人宝」の解説
「器用貧乏人宝」という言葉は、こんな感じの意味だよ。
ある人がすごく器用で、いろんなことができると、みんなから頼られて「あの人はすごい!」って思われることが多いよね。でも、その器用な人は、いろんなことを少しずつやっているから、一つのことに特化してすごく成功するということが難しくて、結局お金持ちになったり、大きな成功を得ることができないことがあるんだ。
だから、この言葉は、器用な人はみんなの役に立って感謝されるけど、その人自体が大きく成功するのは難しいこともあるよ、ってことを教えてくれてるんだ。もちろん、器用な人が成功しないとは言っていないよ!ただ、バランスを取ることが大切だってことを伝えているんだね。
「器用貧乏人宝」の使い方
「器用貧乏人宝」の例文
- 彼は何でもできるから雑用係として重宝され、まさに器用貧乏人宝だ。
- やれば何でも人並み以上にできてしまう器用貧乏人宝な彼女だが、突出して何かできるというわけではない。
- 内申重視の入試では、器用貧乏人宝な人ばかりが合格し天才がいないつまらない学校になってしまう。
- 器用貧乏人宝な彼は多趣味だったが、どれも極めることはなかった。
- 彼は器用貧乏人宝で何でもそつなくこなすことができたが、興味を持って取り組めるものが見つからないまま大人になった。
一方、そのような人は他人からとても役立つと評価されることもあるよ。