【ことわざ】
奇貨居くべし
【読み方】
きかおくべし
【意味】
到来した絶好の機会は、逃さずに利用しなくてはならないというたとえ。
「奇貨」とは、珍しいものという意味。
珍しいものは、買っておいて、値上がりする時期を待つべきだということ。
【語源・由来】
「史記(しき)」呂不韋(りょふい)
秦の商人だった呂不韋は、趙(ちょう)の国の人質となって冷遇されていた秦の王子子楚(しそ)を見て、「奇貨居くべし」と思って資金の援助を惜しまなかった。
後に子楚が荘襄王(そうじょうおう)に即位すると、呂不韋は宰相に取り立てられて、文信侯に封ぜられたという故事に基づく。
【類義語】
・好機逸すべからず
【英語訳】
Strike while the iron is hot.
Make hay while the sun shines.
【スポンサーリンク】
「奇貨居くべし」の使い方

新しいサッカーのチームを作るために、準備を進めているんだ。

人数は集まったの?

もちろん。それに今までのチームが解散すると聞いたから、今が絶好のチャンスだと思うんだ。

奇貨居くべしね。
「奇貨居くべし」の例文
- 父は、奇貨居くべしという気になって、新しく株を買っておいたと話していた。
- 新しく店舗を増やすなら、今がチャンスだと思う。奇貨居くべしだ。
- 彼は長年準備を進めてきたようだが、事業を始めるには今だ。奇貨居くべしだと行動を始めた。
- 奇貨居くべしというように、好機は逃してはいけない。しっかりと時期を見極めよう。
- 彼が仕入れたものはいつも売り切れる。奇貨居くべしということを徹底しているようだ。
まとめ
タイミングを逃して失敗してしまったことが、あるのではないでしょうか。
奇貨居くべしというように、チャンスは逃さずに利用したいですね。
その為には、いつでも行動できるように、しっかりと準備をしておきたいものですね。