「羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う
【読み方】
きちょうきゅうりんをこいちぎょこえんをおもう
【意味】
故郷を恋しく思うこと。
昔住んでた家や、子供のころ遊んだ場所、あの頃の友達とか、みんな心の中で大事にしてるもんやね。故郷はやっぱり特別なんやな。
【出典】
「陶潜」の詩「園田の居に帰る」
【語源・由来】
旅をする鳥は古巣のある林を恋しがり、池で飼われている魚は以前すんでいた淵を懐かしく思う意から。
【類義語】
・胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう
「羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う」の解説
「羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う」っていう言葉は、故郷や昔の生活をすごく懐かしく思うことを表しているんだよ。
言葉を分解してみると、
- 「羈鳥」(きちょう)はかごの中の鳥や旅をする鳥のこと。
- 「旧林」は昔住んでいた森や場所のこと。
- 「池魚」は池に住んでいる魚のこと。
- 「故淵」は昔住んでいた深い場所や水たまりのこと。
なので、この言葉を使って表現すると、かごに入れられた鳥は自由に飛べる前の森を懐かしく思い、池に移された魚は昔の深い水たまりや自然の場所を懐かしく思う、っていうこと。つまり、どんなに良い環境にいても、昔の生活や故郷のことを思い出して、それを恋しく思う気持ちがあるんだよね。
この言葉は、人々が新しい場所や新しい生活に慣れても、やっぱり昔の生活や故郷のことを思い出して懐かしく思う心の動きを表しているんだ。
「羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う」の使い方
「羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う」の例文
- 同居を始めた祖父母は羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思うようで、時折切なそうな表情をする。
- 留学中、羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う気持ちがあふれそうになった。
- 羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思うように、望郷の念に堪えない。
- 生まれた地を離れ羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思い、故郷の大切さに気付く。
- 田舎が嫌で都会に出た自分が、羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思うとは想像だにしなかった。