「河童に塩を誂える」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
河童に塩を誂える
かっぱにしおをあつらえる
【意味】
見当はずれの注文や頼み事をすること。
まさに、間違った人に頼んだり、おかしな方向で進んだりすることの例えやな。選んだ方法が大事ってことを教えてくれる言葉や、これは。
【語源・由来】
川にすむ河童に塩を注文するのは見当違いである意から。
【類義語】
・かわうそに塩を誂える
「河童に塩を誂える」の解説
「河童に塩を誂える」っていうことわざ、これはちょっと変わった表現だね。小学生にもわかるように、楽しく説明してみよう!
まず、河童っていうのは、日本の伝説の中に出てくる水辺に住む妖怪なんだよ。河童は川で遊ぶことが大好きなんだ。
でね、このことわざの意味は、全く意味がないこと、または無理なことをやろうとしているさまを表しているんだ。
だって、河童に海の塩を頼むって言っても、河童が川を通って運んでいくうちに、塩は川の水で溶けてしまうんだよ。だから、頼んでも結局は無駄になってしまうんだね。
例えば、お父さんに「お父さん、月から星の砂を取ってきて!」なんてお願いしても、それは無理なお願いだよね。だって、月には行けないし、星の砂なんて存在しないから。
このことわざは、そういう無理なお願いや、実現不可能なことをやろうとする様子を、楽しいイメージで表しているんだ。
だから、「河童に塩を誂える」って言う時は、無理なことを頼んでいる人に対して使うことができるよ。何か無理なお願いをされた時に、このことわざを使うと、ちょっとおもしろくて、相手にもわかりやすく伝えられるかもしれないね!
「河童に塩を誂える」の使い方
「河童に塩を誂える」の例文
- 河童に塩を誂えて、無いと言うとキレる上に動画を撮影する迷惑客が増えた。
- 寿司屋に来てチーズケーキを頼まれても河童に塩を誂えるようなものだ。回転すしに行けばいい。
- 魚屋でキャベツを求めるのは河童に塩を誂えるような愚行だ。
- 力仕事を細腕のともこちゃんに、力自慢の健太くんに頭脳労働を頼むのは河童に塩を誂えるだよね。
- 僕に頼むのはお門違いの河童に塩を誂えるだ。
河童が塩を運ぶ途中で川水で溶かしてしまうのと同じで、失敗に終わることを表しているのだ。