「難きを先にして獲るを後にす」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
難きを先にして獲るを後にす
【読み方】
かたきをさきにしてうるをのちにす
【意味】
先に人のために困難なことをしてから、自分の利になることをする。また、初めに困難なことを行えば、後で利益を得られるということ。
「難きを先にして獲るを後にす」ということわざは、困難な仕事を先に行い、自分の利益や楽なことは後回しにするという意味だよ。
ふむふむ、これはまさに「先ずは大変なことから始めて、楽なことや得することは後にしよう」ってことやな。
自分のことばっかり考えずに、大変なことでも一生懸命に取り組むんやな。これは、よう考えたらええことやんけ。先ずは難しいことから始めて、後で楽しむ、そんな精神が大切なんやな。
【出典】
「論語」
【語源・由来】
仁徳を備えた人の生き方について、孔子が弟子の樊遅の問いに答えたことば。
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「難きを先にして獲るを後にす」の解説
カンタン!解説
「難きを先にして獲るを後にす」っていうことわざは、自分の利益を考える前に、先に困難なことや大切な仕事をやる、という意味なんだ。
たとえば、お友達と遊びたいけど、宿題がある場合、このことわざは「宿題を先にやって、その後で遊ぶ」っていう考え方を教えてくれるんだよ。
「難き」は難しいこと、「獲る」は得る、手に入れることを意味しているんだ。だから、このことわざは、自分にとって楽しいことや得をすることを後回しにして、先に大切なことや難しいことに取り組むという姿勢を大切にしようという教えなんだね。
この言葉は、古い中国の本『論語』から来ているんだよ。この本は、昔の賢い人、孔子が教えたことが書かれているんだ。このことわざも、その中の一つの教えなんだよ。
「難きを先にして獲るを後にす」の使い方
健太くんは簡単なことから始めるのね。
隗より始めよっていうからね。手近なところから始めるべきでしょう。
難きを先にして獲るを後にすともいうわよ。
困難なことから始めるの?どっちがいいんだろう。
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「難きを先にして獲るを後にす」の例文
- 社会人になり、難きを先にして獲るを後にすの精神で頑張ってきたおかげで成功した。
- 難きを先にして獲るを後にすの心がけで、多くの人の信頼を得て利益につながった。
- 思いやりのある人は難きを先にして獲るを後にするものだ。
- 人が後回しにしたり避けたりするような仕事に率先して取り組み、難きを先にして獲るを後にす。
- 利益を後にして不安かもしれないが、難きを先にして獲るを後にすで必ず報われる。