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「九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし」の意味
【ことわざ】
九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし
【読み方】
くはやまい、ごしちはあめによつひでり、むつやつならばかぜとしるべし
【意味】
地震が起きた時刻で何の前触れであるか占うという俗説を詠んだ歌。
地震が九つ(午前・午後の十二時頃)に起きたら病が流行り、五つ(同八時ごろ)と七つ(同四時ごろ)なら雨、四つ(同十時ごろ)なら日照り続き、六つ(同六時ごろ)と八つ(同二時ごろ)なら強風が吹く前触れということ。
「九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし」は、昔の人々が地震の時刻によって、それがどのような災厄の前兆であるかを予想した俗説を基にしたことばだよ。
昔の人は、自然現象を直感や経験をもとに理解しようとしていたんやな。
科学的な根拠はないけど、こんな風に自然と向き合って生きてきた人々の知恵や感じ取る力はすごいと思うわ。
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「九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし」の解説
カンタン!解説
「九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし」っていうのは、昔の人たちが地震が起きた時間によって、それがどんな天気や出来事の前兆かを予想していたっていう話なんだよ。
具体的には、
- 地震が午前か午後の12時ごろ(九つの時間)に起きたら、その後、みんなが病気になるかもしれないって思ってた。
- 8時ごろ(五つ)や4時ごろ(七つ)に地震があったら、雨が降る前兆だって考えていたんだ。
- 10時ごろ(四つ)の地震は、これから暑くて雨が降らない日が続くかもしれないっていう予兆。
- 6時ごろ(六つ)や2時ごろ(八つ)に地震が起きたら、風が強く吹く前の兆しだって思ってたよ。
でもね、これは昔の人たちが考えていた俗説や迷信で、現代の科学的な考え方では、地震の時間と天気や病気の関連はないって分かっているんだよ。でも、こういう話を聞くと、昔の人たちがどんなことを感じて、どんな風に考えて生活していたのかを知ることができて面白いよね。
「九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし」の使い方
早朝の地震が多いわね。
九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべしというけど、雨の日が多いね。
当たっているわね。地震の後の雨は、土砂災害の危険性があるから甘く見ることができないのよね。
日本は島国だから地震が怖いよね。
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「九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし」の例文
- 九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべしというが、地震の後に感染症が流行すると弱り目に祟り目だ。
- 十時ごろの地震は、九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべしなので日照りが続くという。水不足に備えよう。
- 二時に地震が発生したが、九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべしという占いがある。強い風を警戒する。
- 四時の地震は、九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべしだから、強い雨を想定しておく。
- 朝六時に地震で目が覚めた。九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべしというから、今日は強風かもしれないので船を出すのはやめよう。