「雲に梯」の意味(語源由来)
【ことわざ】
雲に梯
「雲に梯、霞に千鳥」と続けてもいう。
「梯」は、「架け橋」とも書く。
【読み方】くもにかけはし
【意味】
かなえられそうもない高望みのこと。
「梯」は、はしご。
なるほどな。つまり、「雲まで梯子をかけたって、そこにはのぼれへんよ」ってことやな。
夢や希望が大きすぎて、現実的にはなかなか難しいという意味やね。でも、夢を追いかけるのは悪いことやないけど、ちょっと足元も見なアカンってことやな。
【語源・由来】
雲にはしごは架けられずとても無理なことから。
特に恋についていうことが多い。
【スポンサーリンク】
「雲に梯」の解説
カンタン!解説
「雲に梯」っていう言葉は、実際には難しい、あるいは達成できないような大きな夢や望みを指す表現なんだよ。
考えてみてね、もし本当に雲に梯をかけたとしても、そのはしごを上って雲に到達することはできないよね。雲は実体のないものだから、はしごを使っても上に上がれるわけがない。このようなイメージから、達成が難しい、または不可能な夢や希望を示す言葉として使われるんだ。
だから、「雲に梯」というと、現実的には手が届かないような大きな望みや夢を持っている人のことを言っていることが多いんだよ。
「雲に梯」の使い方
あの学校に通いたいな。
通えばいいじゃない。
あの学校に受かるのは雲に梯だよ。
諦めたらそこで終わりよ。
【スポンサーリンク】
「雲に梯」の例文
- あの頃は、ノーベル賞受賞なんて雲に梯だと思っていた。
- ともこちゃんは高根の花で、彼女と付き合うのは雲に梯と感じていた。
- 女優に恋をするとは不憫だな。雲に梯だよ。
- 僕なんかには無理だったんだ。雲に梯で高望みだったんだよ。
- 今の年収では、港区に住むのは雲に梯だ。
梯子を雲にかけても、その上には登れない、というイメージから来ている。