「君命に受けざる所あり」の意味(出典)
【ことわざ】
君命に受けざる所あり
【読み方】
くんめいにうけざるところあり
【意味】
主君の命令でも従わないこともある。
戦場では、その時の状況に応じて対応する必要があるため、主君の命令に従わなくてもやむを得ないということ。
なるほどね。つまり、常に上の人の言うことを聞くわけじゃなくて、現場の状況に応じて自分で考えて行動することも大事やな。
主君の命令も大事やけど、実際の場面での判断も大切ってことを教えてくれる言葉やね。
【出典】
「孫子」
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「君命に受けざる所あり」の解説
カンタン!解説
「君命に受けざる所あり」っていう言葉はね、主君からの命令にも、必ずしも従うわけじゃない、っていう意味なんだよ。
たとえば、戦場でさ、状況がめちゃくちゃ変わることがよくあるよね。そのときに、前に主君からもらった命令が、その場の状況に合わないこともある。そういう時には、命令通りに動くよりも、その場の状況をしっかり見て、一番いい方法を選んで動くことが大切なんだ。
このことわざは、命令やルールに盲目的に従うんじゃなくて、自分で考えて、状況に合わせて最適な行動を選ぶことの大切さを教えてくれるんだ。つまり、ただ命令を聞くだけじゃなくて、その命令が本当にその時の状況に合ってるかどうか、自分の目でしっかり確かめてから行動することが大事だよ、っていう教えなんだよね。
「君命に受けざる所あり」の使い方
あの判断は素晴らしかったわね。監督の指示だったの?
君命に受けざる所ありだよ。瞬時に判断したんだ。
激戦の中自分で判断したのね。すごいわ。
訓練を積んでいるからね。
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「君命に受けざる所あり」の例文
- 命令違反で罰するわけにはいかない。君命に受けざる所ありで、彼の判断は正しかった。
- 命令に従うだけでは自分の命は守れない。君命に受けざる所ありというから臨機応変に対応する。
- 命令通りに敵が動いてくれるはずもなく、君命に受けざる所ありというように、時と場合に応じて自分で考え動く。
- 君命に受けざる所ありというが、どんな状況でも的確に判断できる人材が優秀と言える。
- 命令に反するべきと判断したなら、君命に受けざる所ありという。命に反しても咎めない。
特に戦場のような厳しい状況では、現場での判断が求められることが多いから、主君の命令と異なる行動をとることも、時には必要とされるんだ。