「楠の木分限、梅の木分限」の意味(語源由来)
【ことわざ】
楠の木分限、梅の木分限
【読み方】
くすのきぶげん、うめのきぶげん
「分限」は、「ぶんげん」とも読む。
【意味】
着実で堅実な金持ちとにわか成金のたとえ。
「分限」は、金持ち。財産家。
「楠の木分限、梅の木分限」ということわざは、ゆっくりとでも確実に成長する楠の木のような人と、急激に成功するものの長続きしない梅の木のような人を比較しているんだ。
あー、わかるわかる。つまり、じわじわとしっかりと成果を出してく楠の木みたいな人と、一気に大きくなるけど、その後はあんまり伸びへん梅の木みたいな人の違いやな。
急に成功するけど、長くは続かへん人や、時間はかかるけどしっかりとした基盤で成長する人の二つのタイプを示してるわけやな。じっくりと時間をかけて成功することの大切さを教えてくれてる言葉やろ?
【語源・由来】
生長は遅いが着実に伸びて大きな木に育つ楠の木を堅実な金持ちに、生長は早いが大きな木に育たない梅の木を成金にたとえたことば。
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「楠の木分限、梅の木分限」の解説
カンタン!解説
「楠の木分限、梅の木分限」という言葉は、成長のペースやその後の安定性を比喩しているんだよ。
楠の木は、成長は遅いけれども、時間をかけてしっかりと根を張り、最終的には大きくて堅固な木になるよね。これは、時間をかけて地道に努力して、最終的にはしっかりとした基盤を持つ富裕な人を表しているんだ。
一方、梅の木は、すぐに成長するけれど、それ以上大きくなることは少ない。これは、一時的に大きな利益を得てお金持ちになるものの、その後の成長がない、つまり一過性の富裕層を指しているよ。
この言葉を使うと、急速に成功するけどその後が不安定な人と、ゆっくりとでも着実に成功していく人の違いを示すことができるんだ。つまり、短期的な成功と長期的な安定性、その2つの違いを教えてくれる表現なんだね!
「楠の木分限、梅の木分限」の使い方
彼らは楠の木分限、梅の木分限だね。
両者とも金持ちなのは同じだけど対照的ね。
長い目で見ると堅実な楠の木タイプの方が良いのかな。
梅の木タイプは長続きしなさそう。
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「楠の木分限、梅の木分限」の例文
- 楠の木分限、梅の木分限というから、着実に根を張る楠の木に僕はなりたい。
- お金持ちには二種類あり、楠の木分限、梅の木分限がある。ちなみに健太くんは梅の木だ。
- 成り金はそれ以上は大きくはなれない。楠の木分限、梅の木分限というからね。
- 商売は堅実さが大事だ。楠の木分限、梅の木分限といい、長続きするのは堅実経営な方だ。
- 細く長く楠の木のようにこの会社を育てていきたい。楠の木分限、梅の木分限というから急成長は望まない。