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【口も八丁手も八丁】の意味と使い方や例文(由来・類義語・対義語)

口も八丁手も八丁

【ことわざ】
口も八丁手も八丁

【読み方】
くちもはっちょうてもはっちょう

【意味】
しゃべることもすることも達者なこと。口八丁手八丁。

どちらかというと、悪意を込めてけなすときに使う場合が多いです。
また「口八丁手八丁」と表すこともあります。

【語源・由来】
「八丁」は、八つの道具を使いこなす意。物事に巧みなこと。

【類義語】
・口も口、手も手
・手八丁口八丁

【対義語】
・口自慢の仕事下手
・口たたきの手足らず

【英語】
・He has long arms and a long tongue as well.
・He speaks and writes with equal facility.
・He wields a facile pen and tongue.
・That person is a great talker, and great doer at that.

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「口も八丁手も八丁」の使い方

健太
隣のクラスの◯◯君は、先日のスピーチコンテストで優勝したらしいよ。
ともこ
そうなんだ。それは、素晴らしいね。手先も器用で有名で図工展でも金賞を取っていたそうだね。
健太
すごいよね。彼は口も八丁手も八丁だから、何でも器用にこなして羨ましいよ。
ともこ
本当にね。君も彼に負けてはいられないんじゃないの?
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「口も八丁手も八丁」の例文

例文
  1. 彼は口も八丁手も八丁で、営業成績も常にトップだ。
  2. 口も八丁手も八丁な彼女は世渡りが上手だから、私も彼女の振る舞いを見習いたい。
  3. 口も八丁手も八丁で、要領よく世の中を渡るのも才能である。
  4. 口も八丁手も八丁なタイプの人は羨ましい反面、他人から妬まれがちである。

「口も八丁手も八丁」の文学作品などの用例

大抵の人は気象が目へ出るという。祖母がやっぱりそれだった。全く眼色めつきのような気象で、勝気で、鋭くて、よく何かに気の付く、口も八丁手も八丁という、一口に言えば男まさり……まあ、そういったたちの人だったそうな、――私は子供の事で一向夢中だったが。(二葉亭四迷の平凡より)





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