「沓の蟻、冠を嫌う」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
沓の蟻、冠を嫌う
【読み方】
くつのあり、かんむりをきらう
【意味】
狭い見識にとらわれ、そこから抜け出そうとしないこと。知識や見識の狭いことをいう。
あー、それはつまり、自分の小さな世界だけで満足して、他の新しいことや広い世界を知ろうとしない人のことやな。ちょうど、靴の中の蟻が大きな冠を見ても理解できへんみたいな。
自分の小さな範囲ばっかり考えてると、大きなチャンスや新しいことを逃すこともあるんやな。やっぱり、新しいことに挑戦するのも大事やね!
【語源・由来】
いつも沓の中にすんでいる蟻は冠の中に住むことを嫌う意から。
【類義語】
・井の中の蛙大海を知らず
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「沓の蟻、冠を嫌う」の解説
カンタン!解説
「沓の蟻、冠を嫌う」っていうことわざはね、自分が知ってることや経験したことだけを大切にして、新しいことや広い世界に興味を持とうとしない人のことを表してるんだよ。
考えてみて、ずっと靴の中に住んでいる蟻がいたとしてさ、その蟻は高い場所や大きな場所、例えば冠みたいなところには行きたくないよね。だって、ずっと靴の中しか知らないから、外の大きな世界は怖いと感じるんだろうね。それと同じで、人も自分が知ってることだけを大切にして、新しいことを学ぼうとしないと、世界が狭くなっちゃうんだよ。
このことわざは、知識や経験が狭くて、新しいことに挑戦しようとしない人のことを注意してるんだね。だから、いつも新しいことに興味を持って、学び続けることが大切だよ。
「沓の蟻、冠を嫌う」の使い方
健太くんは沓の蟻、冠を嫌うみたいだから留学したらどうかしら。
世界を見てくると変わる?
見方が大きく変わるわよ。
世界の視点から日本を見るのも面白そうだな。
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「沓の蟻、冠を嫌う」の例文
- 沓の蟻、冠を嫌う彼は、視野が狭い故に出世できない。
- あの人は沓の蟻、冠を嫌うから、こういう考え方があることを理解できないだろうな。
- 沓の蟻、冠を嫌うようでは、先の先まで見通すことができない。
- 自分が正しいと思い込んで沓の蟻、冠を嫌うままでは、成長はあり得ない。
- これはこうと決めつけ、沓の蟻、冠を嫌う考え方では物事が良い方向に行かない。
それは、自らの限られた知識や経験にのみ固執し、新しいものや広い視野を受け入れようとしないことを示している。