【ことわざ】
曲肱の楽しみ
【読み方】
きょっこうのたのしみ
【意味】
清貧に甘んじて勉学に励み、正しい道を求め楽しむこと。また、貧しさの中にある楽しみ。貧しい中にも楽しみがあることにもいう。
「曲肱」は、ひじを曲げて枕にして寝ること。貧しい生活のたとえ。
【出典】「論語」
【語源・由来】
人の乗っていない舟が流れてきて自分の舟に衝突しても、誰も怒る人はいないという意から。
【スポンサーリンク】
「曲肱の楽しみ」の使い方
貧富の格差が広がって、お金持ちはますますお金持ちに、貧乏人はますます貧乏になっていくよ。
曲肱の楽しみっていうわよ。貧しい人は貧しいなりに楽しめるものよ。
情報化社会でお金持ちの優雅さが可視化されてしまっているから、それは無理だよ。
お金持ちと貧乏人が完全に分け隔てられていた時代とは違うわね。
「曲肱の楽しみ」の例文
- 質素な暮らしだが、季節の移ろいを感じながら曲肱の楽しみを得る。
- 曲肱の楽しみを感じながら、貧しいながらも欲に縛られず自由に生きる。
- 蛍雪の功を積み、曲肱の楽しみを知る。
- 会社が倒産し貧乏になったが、曲肱の楽しみを探しできるだけ楽しく生きる。
- 先生のおかげで貧しいことを恥と思わず、曲肱の楽しみを味わいながら学ぶことができた。