「虚舟舟に触るとも人怒らず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
虚舟舟に触るとも人怒らず
【読み方】
きょしゅうふねにふるともひといからず
【意味】
心を無にして行うと人の感情を害することがないということ。
空の船がぶつかったって、乗ってる人がおらんから誰も怒らんわけや。心をシンプルに保てば、人とのトラブルも減るってことを教えてくれるんやね。
【語源・由来】
人の乗っていない舟が流れてきて自分の舟に衝突しても、誰も怒る人はいないという意から。
【出典】
「十八史略」序
「虚舟舟に触るとも人怒らず」の解説
「虚舟舟に触るとも人怒らず」っていう言葉はね、心を空っぽにして、何も考えずに行動しても、他の人を怒らせたり、傷つけたりしないっていう意味なんだよ。
イメージとしては、川に浮かぶ空っぽのボートが、他のボートとぶつかっても、そのボートには誰も乗っていないから、怒る人がいないってことだよ。だから、このことわざは、心を無にすると、他の人とのトラブルや喧嘩が起こりにくくなる、という考え方を伝えているんだね。
たとえば、もし私たちが心を空っぽにして、無心で生活すると、人との間に起こる小さなトラブルや誤解を気にしなくなるよ。だから、この言葉は、心の平和や他人との良好な関係を築くためのヒントをくれるんだよ。
「虚舟舟に触るとも人怒らず」の使い方
「虚舟舟に触るとも人怒らず」の例文
- 心を無にすれば虚舟舟に触るとも人怒らずというから、無心で相談に乗ったら、もっと親身になってくれと怒られた。
- 感情をこめず無になって物事をおこなったら虚舟舟に触るとも人怒らずとなると思ったのだが冷血人間と批判された。
- 感情的にならず無になれば虚舟舟に触るとも人怒らずで、人ともめることが無くなる。
- 物事を行う時は無心になれば虚舟舟に触るとも人怒らずといわれ、人と衝突することが無くなるという。
- 心を無にして仕事をすれば、虚舟舟に触るとも人怒らずで上司に怒られることはない。
空の船がもう一つの船にぶつかっても、誰も乗っていないので怒る人がいないという状況からこのことわざが生まれたんだ。