「佞言は忠に似たり」の意味(出典・類義語・対義語)
【ことわざ】
佞言は忠に似たり
【読み方】
ねいげんはちゅうににたり
【意味】
へつらいの言葉は忠義の言葉と似ているので、注意して聞かなくてはならないということ。
「佞言」は、おもねりへつらうことば。
へー、そうなんや。つまり、へつらう言葉と本心からの忠義の言葉が似てるから、ちゃんと聞き分けなあかんってことやな。
外見だけやなくて、本当の意味を理解することが大事ってことやね。これは、言葉の裏に隠れた意図を見極めることの大切さを教えてくれる言葉やわ。
【出典】
「宋史」
【類義語】
・大姦は忠に似たり
【対義語】
・忠言耳に逆らう
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「佞言は忠に似たり」の解説
カンタン!解説
「佞言は忠に似たり」っていうのは、人が言う優しい言葉や褒め言葉が、本当に心からのものか、それともへつらうためだけのものか、区別が難しいっていうことを教えてくれているんだよ。
たとえば、友達が「君は何でも上手だね!」と言ってくれる時、それが本当に友達が思っていることなのか、それとも何かお願いごとをしやすくするために言っているのか、分からないことがあるんだ。だから、人が何か言ってくれる時は、その言葉が本当に心からのものなのか、それともただのお世辞なのかをよく考えて聞くことが大切なんだね。
このことわざは、人の言葉を信じるときは慎重になることの重要性を教えてくれるんだよ。
「佞言は忠に似たり」の使い方
何であの子をスタメン入りさせたの?
僕のことをすごく慕ってくれているんだ。
佞言は忠に似たりっていうわよ。スタメン入りするための演技じゃない?
そんなことないと信じたい。
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「佞言は忠に似たり」の例文
- 社長はイエスマンが大好きだが、佞言は忠に似たりというのに騙されている。
- 佞言は忠に似たりというが、健太くんはまんまとこびへつらう言葉にのせられ失脚するに至った。
- ごまをすられると悪い気がしないが、佞言は忠に似たりというから気をつけなさい。
- へつらいの言葉をいう輩は下心満載だから、佞言は忠に似たりと常に自分を戒めないといけない。
- 佞言は忠に似たりというけど、経験を積んだものには直ぐに見抜けるものだよ。
この言葉は、表面的な言葉にだまされないように、注意深く聞くことの重要性を教えてくれるんだよ。